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エッセイ集/『鬱』系集  作者: 東雲 流水
第一部(一回目の完結)
114/171

無知。

知らないだろう

泥水の中でたった一人

泳いでいく感覚を


知らないだろう

闇しかない部屋の中

たった一人で思考する感覚を


知らないだろう

周りが全員嫌いなもので

自分も嫌いになっていく感覚を


知らないだろう

文字の優しさと

日本語の美しさを


知らないだろう

皆とは違う方に進んでいき

石を投げられる感覚を


知らないだろう

一分一秒だって手放せない

縛りつけられた黒々しさを


知らないだろう

嘆いたところで結局

何も変わらないという現実と苦痛を


知らないだろう

僕の感情を


人それぞれの感情だ

しかし僕は僕の黒さを

心にしまっておくよ

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