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エッセイ集/『鬱』系集  作者: 東雲 流水
第一部(一回目の完結)
113/171

零す。

(こぼ)した言葉は

地球に沁みて

沁みて沁みて


やがて地球の裏側で

恐ろしげな花を咲かす


黒くあって白もある

赤もあるが青もある

緑はあるが黄色はない


黒五割と白四分

赤三割と青六分

緑一割と黄色が(ぜろ)


黒が毒を吐いて

白がそれを浄化する

しかし浄化は間に合わない


赤が狂気を欲して

青がそれを自制する

しかし自制の枷は壊れる


緑が日和見を決めて

黄色は希望を捨てさせた


そして彼が作ったその花は

毒を撒いて狂気を欲し

浄化も自制も間に合わず

当の本人は知らん顔


希望のへったくれもない

ただの有害公害


それが僕

又は人間

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