エッセイ集／『鬱』系集

第一部(一回目の完結)

頭痛。

鋭く走る脳への刺激

動く度に走る

まるでそれは子供のよう

手のかかる子供

みんな昔はそうだった

子供だった

土に近い目線と

未発達の手足

上手く喋れず

思考は密と疎を繰り返し

そんなことを思っていた

最近走る頭痛で

右手でこめかみを押さえながら

少し笑ってた

同時に悲しくなった

手を焼かれた時代

相手に手を焼かせることは

今の僕にとってかなり

嫌いなことだから

些細なことで自己嫌悪

でも流石に頭痛から繋がるなんて

自分でも思ってなかったな