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エッセイ集/『鬱』系集  作者: 東雲 流水
第一部(一回目の完結)
1/171

ヒサメ、雨。

ヒサメ(氷雨)ー冬の冷たい雨。みぞれ、ひょうのこと。

雲から落ちてきた雨は

一分半から十二分まで

命に差がある


人間も同じだ


事故で死ぬ人

病気で死ぬ人

老衰で死ぬ人


命の長さには差がある

どうすることもできない差がある


水蒸気は生まれる命

雨は死んでいく命


だけど

どうしてだろう


雨に打たれると

人間は生きていると実感する


死ぬ命

生きる命

相反する命同士


雨は

命を実感させてくれる


氷雨ヒサメは冷たいのに

命は温かくなってくる


雨は命を実感させて

氷雨は命を温かくする


死ぬ命

生きる命


雨の死

人の生

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