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銃眼のレーナ  作者: シノシノ
再び戦場へ
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第五十話

素直にすみません

ワールドタンクが楽しくて投稿するのを忘れてました!

僕がいた塹壕は制圧が終わると残り兵士たちは他の塹壕へと制圧や塹壕から飛び出して更に前進したりしてる。土煙で先は見えにくいが塹壕戦なんてそんなモノだ。

僕はさっき助けた兵士と共にいた。ここにいるのは突撃で負傷した兵士が連れて込まれたり、戦闘が困難(弾切れや銃の故障など)兵士たちが集まっている。そこには軽い空気が漂っている。その中ではタバコを吸っている者もいるが、砲撃されたくなく助けた兵士共に距離を取る。それは煙で位置がバレている為だ。たぶんタバコを吸っているのはそれを知らないからだろう。

そうして僕と助けた兵士共に塹壕に背を預けている。

水筒を取り出しては一口を口に含むと吐き出した。そうして口の中の違和感を吐き出すと顔を上を向き残った水筒の水を浴びた。そうすると気分がスッキリというよりハッキリした。

助けた兵士に声を掛けたら僕と同じように顔に水筒の水を掛けていた。


「大丈夫?」

「君のお陰で助かったよ。僕はセム」

「レーナです。初めての闘いだった?」

「塹壕での防御戦闘なら2回くらいしか」


まぁ、戦闘において上下ないけど…微笑ましく思えてしまう。それでも生き残れるだから運はいい方だと思う…これから先は分からないけど。

座って掛けていると弾が被弾…した所がズキズキと痛んでくる。それを忘れる為に塹壕から顔を出して負傷した味方がいないか確認しようとしたら、さっきまでいた塹壕から信号弾が放たれて赤い煙が飛んでいる。


「ねぇ、セム。あれって何か知ってる?」

「あれって撤退の合図だ」


セムの言葉に違和感を感じたのだが、周りの兵士たちは動ける負傷者に肩を貸したりおぶって塹壕から撤退を始めていく。

セムも塹壕を上がり僕に手を差し出して手伝ってくれるみたいだ。


「僕たちも早く後方に下が……」


セムが途中で声を切れた。その顔は衝撃を受けたようだ。その視線は攻勢を続けて進んだ味方の部隊が走って戻って来ている。更にはそっちでも赤い煙の信号弾が撃たれていた。

もしかしてと思って足元の板を見ると小石がカタカタと揺れている。

逃げ来た味方が塹壕に入りライフルを構えている頃には不愉快な金属が擦れる音が聞こえてくる。

間違いない()()がもう実戦投入されたんだと理解した。対抗する兵器がここにはないので危ない。

セムの手を掴んで塹壕から出ていく。動かないセムを強引に引っ張りながら下がり砲弾の穴にセムと伏せながら塹壕へと見ている。

土煙から鉄で出来た戦闘車両…戦車が出てくる。それもフランスで出来たサンシャモン突撃戦車…それも四両。

塹壕から銃撃を受けているが何もないかように進んでくる。塹壕に近づくと止まると正面に着いてる砲塔がゆっくりと味方がいる塹壕に狙いを定める。砲撃する瞬間に見ていたセムの頭掴み地面に押し付け、僕も頭を伏せた。

砲撃音と爆発音と味方の悲鳴が聞こえてきた。何が起こってるかは容易に想像が付く。

砲撃音がしなくなったら、敵兵士の声が聞こえてくる。戦車を盾に近付いたのだろう。

頭を上げると塹壕から逃げ出す味方を見ていると戦車からチロチロと揺れるオレンジ色の光が見える。その顔にはガスマスクをかぶっている……あの装備は火炎放射機だ。

そうして塹壕の上から炎を横へと振るうと悲鳴が聞こえてくる。

塹壕を挟んで上がった味方が武器を捨てて両手を上げいる…それも三人。その内一人は僕を連れてきた人だった。敵兵士はその人を残して撃ち殺し、最後は炎を浴びせて笑っている。

それを見ていると怒りが込み上げてくる。降伏してるのに殺す必要があったのかと。

ライフル構えて火炎放射機を持った兵士を撃った。

敵では不幸だろう。はみ出ていた炎放射機とボンベへと繋がるホースへと当たったり爆発した。それは近くで笑っていた敵兵士へとも巻き込んだ。

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