第二十五話
はい、こんにちはレーナです。ただ今、中隊は予備塹壕へと配置なり前線塹壕は数分毎に砲弾が落ちる状況もなり……前線塹壕への部隊が無駄にならないように予備塹壕へと一部(敵が来ないか監視)を残して後退してきたのでキツキツな状態です。砲弾は前線塹壕の近くに落ちたりするが、もし敵が来たら前線塹壕の部隊が即戻れるとの事。
試作の炸裂弾の検証…実験が終わるとホーバス中隊長から色々な質問をされてからは答える。そうすると面白いと言い工兵隊のテントへと向かった。予想出来るけど沈は金なり。そうして配置要請が下り、予備塹壕へと向かった。
予備塹壕から目が見えるまで出すと前線塹壕に近く爆発が見える。ほぼ人がいないので前線塹壕に無駄な砲撃となってる。
「ディーグは何したいですかね?」
隣にいるカラフさんに訪ねてみた。カラフさんは最近提供された軽機関銃の整備をしている。まぁ見た目は完全にルイス軽機関銃なのは口を閉じる。なんか装備……銃器は前世での似てるのは何となくエモいけど、どうなんだたろうと気持ちだ。
ルイス軽機関銃は円盤状の弾倉で7.7mX59R弾を使用しマガジンは47発か97発を使っている。全長は1.250mmで銃身は635m、重量は12.15kgとなっている。生まれたのは前世ではイギリスなんだけどカラフさんから聞くには似たり寄ったりでナイツからそうだ。ここまで似るのは凄い。
「さぁな、こんな時間掛けての砲撃は初めてだし何を考えるかは分からんさ。出来る事をしようぜ」
「戦歴が長いカラフさんでもそうなんですね」
「ははは、嬢ちゃんに言われるとは驚きだな」
推測は出来てる。アルベルさんより年上でまだ伍長となると昇進は蹴ってるか上が悩むレベル。でも不名誉除隊がない時点である程度は有能な下士官。つまりこうゆう前線では考えや対策を練れる事が出来る人物。新米の士官にはこうゆう慣れた下士官が付き、意見など言っていく。
「ウチの中隊長はその必要はないから安心して機関銃を撃てるものよ」
笑いながら整備するけど、僕はこの砲撃はFPSの勘が告げる。阻止した方がいい。何故なら、数分ごとに砲撃はまるで何を狙ってるように思える。
アルベルさんを探すように予備塹壕を歩くと丁度ホーバス中隊長と一緒いた。これで二人を探す手間が筈けた。僕を見かけたホーバス中隊長は嬉しそうだった。
「ホーバス中隊長にアルベルさん、ちょっと聞きたい事がありまして」
「おぉ、それか……丁度な俺様もシュトラ二等兵に聞きたいと思っていた所だ」
もう少しで呼ばれる所だったみたいだ。ならこっちも丁度良かったみたいだ。
「この砲撃はなんだと思う?」
ホーバス中隊長から考えてを言えと言われた。自分なりの答えを作る。数分間隔の砲撃、着弾の精度、なぜ全砲ではないか、今までの経験勘予測を考えると一つの考えにいたる。これは着弾観測されているのではないか。今は無線がないが有線のならある。だが最前線で使えるようなの精密な有線はない。なら使うとしたら有線でありながら後方砲撃陣地や指令部に伝える事が出来るが一方通行になってしまうモールス信号だ。実際この世界でもモールス信号はあった。現在では寂れた技術とされたがまだないが傍受などでは無効な出来る有効な手だ。もしディーグがまだ使ってるならこの砲撃は不思議ではない。だからそこ前線では着弾観測出来る部隊か兵士がいる訳だ。それも監視程度では見付けられない、そして不必要に撃たないような人材。
それって失ったら痛い人材の筈………それならこちらとしてやる事は一つとなる。さぁ、カンウター狙撃としまょう。




