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119話 パメラはご機嫌ななめ

 パメラが食堂に行くとレーニエの姿はまだそこに無かった。


 同じリリアンの護衛という職務についていても、日中は一緒にいることも話をすることも殆どない。パメラは室内とかリリアンのすぐ近くに居るのに対してレーニエは扉の外とか離れた所に居るからだ。


 それに護衛隊は交代制で毎日配置を変えるし、レーニエは皆より上の立場なので今日の様に会議とか騎士団の他の隊に呼ばれて居ないこともしょっちゅうだ。その上、現場主義とか言って護衛番でない日であれば何かあったらすぐに事件現場に駆けつけるのだ。


 いずれ騎士団のトップに立つ身であれば現場を知って経験を積んでおかなければならないのは尤もだけど、とにかく毎日忙しい。

 だから休みを合わせて取った日でなければ一緒に過ごせないし、食事の時間くらいしか顔を合わせる機会がない。



(まだ来てないか)


 パメラはガッカリして鼻から息を吸ってゆっくり吐くと自分の名前の書かれた札をカウンターに出してトレーに今日の夕飯を乗せて貰い、どこに座るかグルリと部屋の中を見渡して最も人気の少ない一番奥の端っこの席にドアに背を向けて座った。


 いちいち入ってくる人をレニかと思って期待して見るとかいう行為をするのが癪なので敢えて後ろを向いて座ったのだ。

 これで『レニがいつ来るかなんて別に待っていませんし、全然興味がありませんけど』と余裕のある所を見せているつもりなのだ、そんな勝気な態度が逆に意識し過ぎているように見えてるなんて本人は思いもよらないのだろう。



 そもそも騎士食堂の外には前もって食事を注文している騎士の名前が書かれた木札が職位順に掛かっていて、それを取って入り配膳担当の給仕に渡すことになっている。

 注文をしてないのに間違えて食べたりしないようにとか、全員食べ終わったかどうかとか、まだ食べてない人が居ればそれが誰か分かる仕組みになっているのだ。



 レニの札はまだ外にあったから入る前からまだ来てないって知っていた。



 それでも早く顔を見たかったのに。



 今日の昼、オークレアと親しげにしていた姿を見たことでイライラした気持ちがまだモヤモヤと残っていた。早くレニに会いたかった。会って自分に対する好意と笑顔をたっぷり見せて貰って早くスッキリしたかった。


(なのに居やしない)




「パメラ!」


「何よ」


 自分の名を呼ぶ声のする方をジロリと見て応える。


「そんな顔するなって、俺じゃ不満だろうけどお前も独りなら一緒に食べようぜ」


 ベルナールだった。



「別に不満とかって訳じゃないよ、どうぞ遠慮せず座ったら?」


「じゃお言葉に甘えて隣に座るよ、まあレーニエが来て邪魔だったら退けてやるからさ」と言いながらカウンターでトレーを受け取りこっちに来た。


「別にそんなことしてくれなくていいけど!」


「あはは、お前『本当は良くない時』に『別に』って付ける癖があるの自分で気づいてる?

 パメラが別にって言う時は内心ダメな時だ。でもまあ、前の席が空いてるから()()横に俺が座っても構わないよな」


「だからいいって言ってるじゃん」と言いながらパメラは(そうだっけ?そんな事ないと思うけど)と思う。それ位を許容できないほど気難しいわけじゃない、これでも本人は心が広いつもりなのだ。




「おほ〜っ今日も旨そ〜!俺ここのカスレ大っ好物!」とベルナールは隣に座るとさっそく食べ始めた。

 彼は勤務中は真面目な顔で立っているが、それ以外の時はいつも機嫌の良い賑やかな奴なのだ。


「あんたこの間はここのビスク最高って言ってたよね、超テキトー!何でもいいんじゃん」と呆れ口調で言い、パメラも食べ始める。



「なわけない。ちょうどどっちもたまたま大好物だったってことだ。そういうお前は何が好物なんだ?」


「そうねー、ここの料理は全部美味しいから・・・全部!かな?」


 パメラが思案した末に真面目にそう答えるとベルナールは「ほらみろ結局自分だって何でもいいんじゃん」と言って鼻で笑った。


「なわけないでしょ、あんたみたいにテキトーじゃないもん。全部好物だからそう言ったのよ!」


「もう!その中でも1番の好物を言えって言ってんの!」


「もう!真面目に答えたのになんでキレるのよ!」


「キレてないって!好きな物を聞いただけで何でそうなる」


 お互いに同じような事を言っているのに何故か途中から言い合いになる不思議。レニ相手だと上手くおさまる話が他の人相手だと変な方向へ向かってく。

 ベルナールは愉快なヤツで怒りっぽい性格ではないのに私の虫の居所が悪かったせいかな?・・・いいや、別にそれほどでもなかったと思うけど。




 そこへワイワイと入って来たのはセザール、ジロー、アルセーヌ、それから今日のリリアン様サイドサドル練習に参加していたメンバー達だ。


「お疲れ」と既に来て食べている者達と声を掛け合いながらパメラと背中合わせにジローが座り、その向かいにアルセーヌ、その横にセザールが座った。



 来る前から何か盛り上がっていた彼等はパメラに気がつくと声を掛けてきた。



「おい、パメラ聞いてくれ。アルセーヌがオークレア嬢に一目惚れしたんだってよ!」とセザールが楽しげに暴露した。


「えっマジで?」面白そうな話題に目がキラッと光る。


「おう!宮殿勤め一の美女で才女と誉高きあのオークレア嬢をだぜ。ま〜あんなラッキーなことがあればその気になっても仕方がないよな。

 役得だったよな〜!あ〜あ、あの時は心底俺が代わりたかった!!」



 セザールが言ってるのはあの鞍から降りた時の事だろう、アルセーヌの顔がオークレアの胸に埋まったあのアクシデント。女性側から言わせて貰えば最悪のアクシデントだけどね!

 だが代わったとしても残念ながらセザールでは抱き止めた時にはもう先にオークレアの足が地面に着いてしまう、何せオークレアの方が背が高いのだから。


 あとアルセーヌのお腹が乗るのにちょうど良かったっぽいし。



「おい、こんなに人の多い所でベラベラとそんな事を広めるなよ・・・彼女に迷惑が掛かるだろ・・・」とアルセーヌは声をひそめて注意する。


「皆んなでお前の恋を応援してやろうって言ってんだよ」とセザール。



 とてもそんな風には聞こえなかったがそれよりパメラはアルセーヌがどう思っているのか興味津々だ。


「ねぇねぇアルセーヌ、マジでそうなの?」


 アルセーヌは口の中に食べ物が入っているから今喋れませんーとでも言うようにモグモグと口を動かして返事をしない。黙秘を決め込むつもりらしい。


 でも一目惚れを否定するどころかオークレアの事を慮って広めるなと言っているのだ。いよいよ本格的じゃないか。


 これは凄い!

 何がどう凄いのか分からないがとにかく面白い、スクープだ。



(アルセーヌとオークレアか〜)



 パメラは今日のレーニエとオークレアの親しい様子を見た時は酷く面白くない気持ちになってはいたが、幸いな事に直前に兄エミールに長い間片思いして失恋したばかりだと泣き崩れるのを見て慰めたり、同じ宮殿勤めで馬に乗る同志だと意気投合していたせいかオークレア自身を不快に思う気持ちは露ほどもない。



(失恋の痛手を癒すのは新しい恋をすることで。


 でも、その相手がアルセーヌとか・・・ウケる!)



 アルセーヌは重量級の大男で背も高いが横もある。


 と言ってもマシュマロタイプではなく固太りというか重心が低いタイプだ。

 顔は笑うといかにも人が良さそうになるから好感が持てると思う。だから令嬢達には不人気の男臭さ満載の髭面ではあるが多分そんなに不快な印象を受ける事は無いと思われる。

 普段は無口で控えめだが、だからと言って頼りないという事も無い。

 なんて言ったってリリアン様の専属護衛隊に所属しているのだから騎士団の中でも殿下に選ばれるくらいには精鋭寄りなのは間違いない。


 オークレアは男性、特に兄上に負けない背の高さをちょっと気にしていた風だったけどアルセーヌ相手なら気にすることはない。

 流石のオークレアもヒヨヒヨに小さく見える・・・は言い過ぎか?でも並んで立ってもバランスが良い。



(唯一気になるのは、兄上とアルセーヌはタイプが100%違うって事くらいか。


 うーん、2人をくっつけるにはどうしてくれようか?)



 そんな事を思い巡らせてパメラがニヤニヤしているとジローが皆んなをたしなめた。


「もうそのくらいにしておいてやれ」



「そりゃジローは妻も子もいるから余裕だろうけど、アルセーヌは応援してやらないと彼女のハートを掴むことなんて出来ないぜ、こんな成りして奥ゆかしいっつーか、奥手というか声を掛ける勇気もどうせないんだからさ」


「そんな事はない」


 セザールは揶揄っているのではなく応援しているのだとまだ抵抗を見せ、アルセーヌは小さな声でボソボソと反論した。



「ほら、本人達の意思を尊重してそっと見守ってやろう」


「はーい」「うい〜」


 もう一度ジローが嗜めるとようやく皆もそれ以上アルセーヌを揶揄うのは止めて別の話になった。



「ところでジローんとこは二人目が出来たんだって?」


「ああ、嫁さんのお腹に次がいる」


「そうなんだ、それはおめでとう」


「ありがとう」


「ジローは良いよな!可愛い嫁さんに可愛い子供!

 順調に2人目も出来て全く羨ましいぜ!」


「そうなんだけど今回はちょっと心配でね。

 もう嫁さん5ヶ月になるんだが前回よりお腹が大きくなるのが早いというか、2人くらい入ってそうなんだ。まだこれからもっと大きくなるのにもう腰が痛いと言って辛そうにしているし難産にならないか気掛かりでね」


「それは大変だ。心配だな」


「まあな、どうにかしてやりたいがこればっかりは変わってやれないし・・・」



 そうでなくても出産は母子ともに命を落とすことがある程に大変なもので、無事に産まれてくるまで心配は尽きない。それが双子ともなるとどれほど大変なのか想像もつかない程だ。



「そうだ!ニコラの従兄弟に凄いのがいるぜ。

 去年国境警備隊に転属になったレオナールは三つ子だって言ってたろ、あそこは名前の付け方が雑というかなんというか、レオン、レオナール、レオンスだとよ。レオって呼ぶと3人同時に同じ顔で振り向くらしいぜアハハ、マジで傑作だろ?

 ・・・ゴホン!まあその話はこっちに置いといてだな、そんであいつんとこまだ下に双子が二組いて男ばかりの7人兄弟なんだよ。母親は多胎のプロ中のプロだから出産に当たって何に気をつけたら良いのかとか相談してアドバイスして貰ったら良いと思うぜ」


「そうなんだ・・・でもレオナールなら母親はやっぱり辺境にいるんだろ?会ったこともないしな」


「とりあえずニコラに相談してみたら?」


「おいおい、ニコラは出産のことなんて何も知らんだろ」


「まあ取り敢えずしてみろよ、それにニコラに手紙託してベルニエ領の定期便で持ってって貰ったら個人で送るよりずっと早いし確実だぞ」


「ああはいはい、あのお母様とマメに文通してるってやつね」


「何だそれは!?ニコラはマザコンだったのか?ワハハハ」と少し離れた所に座ってこっちの話を聞いていた男が豪快に笑った。

 宮殿勤めの騎士で既知の男ではあるが、リリアン護衛隊のメンバーにはなっていない。


「バカ、あいつは早くから真面目に将来の領地経営について考えてるんだよ。本人にそれ笑ったって伝わると対戦練習で手加減してくれなくなって酷い目に合うぞ。

 俺はあいつの事そんな風に言ってないんだから絶対に共犯だと言ってくれるなよ!」


「何を!ニコラごとき恐るるに足らんわ」


「お前よくもそんな事言えるな、まだ手合わせをした事がないのか?普段穏やかなのはまやかしだぞ!まぁ、やれば分かるさ」


「その時はもう手遅れだ」と誰かがボソリと呟く。


「ふーん、リリアン様の護衛隊は精鋭ばかりが選ばれたと聞いたが大したこと無いな、腰抜けばかりで呆れたわ。逆に俺は対戦する時が楽しみだぜ、ニコラなぞ軽〜く捻り潰してくれるわ!図体はデカイがまだ学生、所詮はヒヨッコよ」


「・・・馬鹿が。

 おい、同じ騎士として情けで一つ教えておいてやるよ。

 ニコラがまだ初等部1年の時の話だ。騎士訓練の指導者としてニコラが呼ばれて来たんだよ、俺らは皆んな既にニコラを知っていたが、まだ知らない態度の悪い新入りが2人いた。

 ソイツらはニコラが辺境トップクラスの実力の持ち主であると紹介されると鼻で笑い、子供が騎士団の訓練に間違えて紛れ込んでるぞと馬鹿にしたんだ。ニコラはその時は何も言わなかったが対戦練習の初っ端に名指しでそいつらと1対2でやりたいと言い出して、開始の合図と同時に一瞬でそいつらの騎士生命を奪ったんだぞ。ニコラは素手で相手の奴らは武器を持っていたのに。

 今思い出してもゾッとする・・・俺、早過ぎて何が起こったのか分からなかった。やつらの持ってたロングソードは何故か折れてるし2人とも倒れてるし。

 それ第2、第3武器庫で武器磨きを専門にしてるアイツ等のことだからな。

 そんでニコラときたら『礼節が守れない者は国王を守る騎士として相応しくない』から『少し教育してやろうと思ったのに』と足元に転がる瀕死の2人を見て『相当手加減したのにお前らあっけなかったな』などと心配するどころか笑っていたんだぞ。

 確かに教育効果は抜群で、それ以降は奴等と宮殿騎士全員が凄〜く礼儀正しくなったがな」


「うげっ!なんだその話、初めて聞いたぞ」


「辺境の鬼神伝説はどれも話題にするのも恐ろしい話なんだよ!」


「あれも話してやれよ、雪山遭難不死身伝説も。あれはそんなに恐ろしくはないだろ、凄過ぎるけど」


「あれは本人の記憶がないとかで話しちゃいけない事になってるぞ」


「だったら」


「他にもあるのか?さっき笑ったの取り消し!

 ニコラはエライ!先人に学ぶのは座学より大切だ!!親は何より大事にしなきゃならん!」


「では黙っておいてやるから今度酒奢れ」


「俺も黙っておいてやる」「俺も!」「俺もな!」と話に参加していなかった離れた席に座ってる仲間達からも矢継ぎ早に酒奢れコールが掛かった。


「うう、喜んでっ」

 全財産を注ぎ込んでも酒を奢って口封じが出来るならありがたい。



「先人に学ぶか。

 そうだな、何もしないより行動した方が良い。今度ニコラに会ったら聞いてみるよ」とジローが言い、話はひと段落した。




 パメラは初めて聞くニコラの話をポカーンと口を開けて聞いていたが、ようやく気を取り直し前を向いて食事の続きを始めた。


 さすが師匠!とかそういうレベルでは無いじゃないか、その実力はパメラが想像する以上に凄かった。

 しかし子供の頃とはいえ、ちょっと馬鹿にされた程度の事で師匠がそこまでの報復をするとはちょっと意外な気がする。私が見てきた感じでは子供の頃から落ち着いててそのくらいの事では動じないように見えたのに。


(きっと師匠の若気の至りで黒歴史なんだろうなぁ!)

 そんな事を思いパメラはほくそ笑んだ。



「すっかり冷めてしまったね」とパメラが言うとベルナールはパンをちぎりながらチラリとこちらを見て言った。


「なぁパメラ、レーニエがお前と一緒に住む部屋を探すって言ってたのはどうなったんだ?お前らまだ寄宿部屋にいるんだろ?」



「ちょっと、そんなの放っておいてよ」


 そう言っておきながらしばらく沈黙した後パメラは言葉を漏らした。



「レニが近くで良い所が見つからないって言ってたけど、それで良いんだ。



 やっぱり、一緒に暮らしちゃいけないよ・・・。


 いつか、そう遠くない日に離れないといけない時が来るんだから、やっぱり一緒に暮らしちゃいけないんだ・・・」


 まるで自分に言い聞かせるようにポツリポツリと。



「そんなことないだろ、家族にも紹介されてプロポーズもされたんだろ?」


 ベルナールはそう言ったけど、パメラの耳には届いていないのか返事はなくただ悲壮な顔で黙々と食べ物を口に運び、食べ終わったら「お先に」と言って早々に部屋に引き上げて行った。




 部屋に戻るとやけに静かだ、ちょっと引き上げて来るのが早過ぎたかも。


 隣の部屋のエマはまだ休暇中で白亜の家で生活しているから話相手もいない。兄上も仕事が終わったらあの家に帰って行くのだろう。


「はぁ〜」ベッドにドサリと座りこれでもかという程大きな溜息をつく。


「はぁ〜っ」また溜息をつく。



 独りになると夕飯の時にレーニエに会えなかった事が酷いストレスとなって襲いかかってきた。


 そもそも昼からずっとレーニエがオークレアに見せた親し気な様子が気になって問い詰めたいような、責めたいような気持ちがあって、でも同時にそんな事を気にしてるなんて悟られたくない気持ちもあって心はシーソーのように行ったり来たりだ。

 そんなこんなで気分は最悪だったけど仕事があったから午後は乗り切れた。だけど気持ちを逸らすことが出来ない今はこの強い焦燥感と独りで対峙し、戦わないといけない。



「何してんだレニは!」腹立ち紛れに枕に八つ当たりだ。



 レニの太陽のような笑顔を浴びれば気持ちはきっと晴れるのに。

 レニが優しく話しかけてくれれば私も優しい気持ちになれるのに。

 レニが抱きしめてくれたら幸せなのに。


 レニが居れば、レニが。


 もう、もう、もう〜っ!知らないっ!


 レニのバカ!




 もうレニはいったいどこで何してんのよ!



 ゴロンと横になり枕を抱き寄せる。



 いや違う、レニは全然悪く無い、きっと仕事だから。忙しいだけだから!


 でも、でも今ここにレニが居てくれさえすれば、それで良いのに・・・。


 レニ、レニ早く顔を見せて。



「レニ」声に出して名を呼んでも返事があるはずもなく。



「はぁ〜」



 トニカク、ハヤク、アイタイ・・・



 パメラはそんな問答を何度も繰り返した末、レーニエ欠乏症を患ったまま寝るしかなかった。


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