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118話 ちょっとだけ両思い

 夕食が終わりいつものように手を繋いで部屋に一緒に戻っていた。


 こうやってフィリップとリリアンが仲睦まじく顔を見合わせ会話しながら歩く様子は微笑ましく周りの者達をほっこりさせる。



「今日の午後は練習に立ち会えなくて残念だった、決定的瞬間を見逃したよ。

 ラポムがリリィを乗せるところを僕も見たかった」


「うふふ、フィル様までそんなことを仰るなんて、私がラポムに乗るのをいつも見ておられるではありませんか」



「うん、確かにリリィが可愛らしくラポムに乗る姿はいつも見てるよ。けどね、皆が残念でしたね!とか凄かったと自慢気に言うから見逃した感たっぷりでさ」


「まあ、皆にそのようなことを?」とリリアンは笑った。


 きっとフィル様は皆に揶揄われたのね。

 今までレーニエ以外の護衛達がフィル様と親しげに話をしたり揶揄ったりするところは見たことがなかったから意外だけど、私が知らなかっただけで案外彼らとも気安い関係なのね。


 あんなに仲の良いオークレア先生のことだって私は知らなかったくらいだもの、こんなにお側にいるのに私はフィル様のことをほんの少ししか存じ上げていないのだと今日は思い知らされた。


 もっともっとフィル様のことを知りたい、フィル様と知り合う前の事も、私が生まれる前の事も、もっともっと。そうするにはどうしたらいいのかしら。



 そんな風にリリアンは考えたが、実際はもちろんフィリップと彼らは王太子と騎士という主従関係にあり気安い関係ではない。レーニエと親しくするのは彼が次期騎士団総長となる者だから文武の武の方を一緒に学んだ幼馴染なので特別なのだ。

 彼らは大真面目に状況を報告し王太子殿下が『リリアン様の初めてのお姿』を見逃したことを残念に思っての大真面目な発言だったのだ。



「きっとフィル様が残念に思うようにいかにも何か凄い事があったかのように言われたのですね、ですけどフィル様はこれから先何度でもご覧になる機会がありますよ」


「そうだね、でもリリィはラポムがまたやると思う?それがたまたまとか気まぐれってことはないかな?」


「そうですね・・・今日の練習では2度乗り降りをしました。その時の様子では言葉や状況を理解して意志を持ってやっているようでしたからまたやってくれそうな気がします」


「なら期待しておくよ」


「ですけどフィル様、アルセーヌがそれが馬にとって負担が大きい行為だと教えてくれたのです。私はラポムがしてくれるのに甘えていて良いのかしら?

 それで少しでも負担を減らしてやろうと早々に練習を終えたのです」


「それで早く終わってたんだね。確かに馬は体重が重いから寝たり座るのは必ずしもラクではないと聞いたことがあるけど、それでも無理にさせたのではなくラポム自らするのだから大丈夫じゃないかな?

 レゼルも馬房で座ってたことがあったけど寛いでるように見えたからね」


「はい、ラポムも後でブラシをかけてやった時はご機嫌でしたから大丈夫そうでした。これからは馬丁の皆さんが今までよりもっと気をつけて様子をみますと言ってくれたのでお願いしてきました」


「そうか、ならば様子を見ながらこのままラポムのするようにやらせておこう。僕はラポムが女神に平伏(ひれふ)すところは見てないからどれほど神々しいのか楽しみだよ」


 フィリップはそう言ってリリアンの顔を覗き込むようにして微笑んだ。



「女神って・・・もう、フィル様まで!」


 リリアンは顔を赤らめる。



「あはは、でもリリィは最近は小さくて可愛い妖精から綺麗で可愛い女神になりつつあるからね。早くその姿を拝みたいものだ」



「そんなことを仰るのはフィル様だけだと思っておりましたのに。

 ラポムが賢いって褒めてくださるのなら分かりますけど、私は何もしておりませんよ。

 あそこにいたのはリリアン護衛隊の方々で彼らもいつも私たちを見ているはずなのに今日に限ってなぜ女神だ何だと言いだしたのかさっぱり分かりません」



「リリィが可愛くて美しいのはいつものことだ。アイツら僕がいないのをいい事に調子に乗ってつい思っていることが口に出てしまったに違いない」


 そんな事をいっている間に部屋に着いた。

 寝る時間まではそれぞれ自分の時間を過ごす。もっともリリアンは侍女たちとお喋りをしたり寝る支度をして貰ったりと独りでゆっくりするわけではないけれど。



「じゃあまた後でね」


「はい」


 フィル様と別れた後で思い至った。


 あっそうか、あれはオークレア先生が古い書物の話をしていたようだったからきっとその影響だったのだわ。私がラポムに乗ってる時しきりに銀の馬とか女神がどうこうと言っていたもの。


 だけど護衛隊の方々って顔と名前は知っていてもいつもは距離があって親しく会話をするのはレーニエくらいしかいないから、大勢でワイワイするのは楽しかったな。

 特にアルセーヌはいつもは控えめで無口なのに今日は沢山お喋りしてくれたし。


 そんな事を思い返しながらリリアンはクラリスとバスルームに向かった。




 夜になり、間の部屋でリリアンは今日の午後からの様子の続きをフィリップに話していた。


「鞍から滑り降りたところを受け止めるという方法はオークレア先生がやってみてくださってダメだと分かったのです。落とさず受け止められたもののアルセーヌにしがみついてしまってとても優雅な降り方には見えないとパメラが言うものですから」


「アハハ、ビジューがアルセーヌにしがみついたって?ちょっと想像ができないよ。

 だけどリリィはその方法で降りるのは止めておいてね」


 フィリップが可笑しそうに笑う。

 パメラにしがみつくリリィは可愛いかもしれないけど、それでもちょっとね。僕にならやって欲しいけど。



「ええ」と返事をしながらリリアンは自分がフィリップに同じようにしがみついてしまったらと想像し、笑ってしまった。


「赤ちゃんどころじゃない大赤ちゃんになりますよ」



 フィル様は楽しそうに笑ってらしてオークレア先生が他の男性にしがみついたと聞いてもちっとも不快に思っていないみたい。フィル様はオークレア先生に惹かれてたとかそういうことは無いのかしら?




「あの、フィル様。女性嫌いのフィル様がどうしてオークレア先生とは親しくされていたのですか?」


「ん?んーそうだな、これはビジューには内緒にしてて欲しいんだけど、いいかな?」


「はい」


 そんな風に言われると何を聞かされるのか心配になる・・・ドキドキ。




「例のレーニエが言ってた事件の関係で紹介された時にね、背は僕より高くてガリガリに痩せていてしかもズボンを履いていたから男だと勘違いしていたんだよ」


「ええ?そんな、あんなにお綺麗な先生を男性と間違えるなんてそんなことありますか?」


「まあそうなんだけど、男装している女性なんてそれまで見た事も聞いた事も無かったから仕方がないよ。

 連れてきたダルトアも初の歴史文化相所属の女性だと言わなかったし、オークレア家にはあの位の歳の跡取りがいると聞いていたからそっちと思ったっていうのもある。だからビジューって女性に使われる名前を聞いても疑いもしなかった。

 今日ようやく男装だった理由が分かった気がするよ。当時は馬に乗るために仕方なく男装していたのかもね、今の彼女を見ると別に男みたいになりたいという気持ちはなさそうだし多分そうだ」


「今日分かったなんて、それも呑気な・・・」


 さすがのリリアンも呆れ口調だ。

 だけど、裏を返せばそれくらいにしか興味を持っていなかったという事でもあって安心してしまう。



「レーニエは途中で女かもしれないと気がついたけど僕が男と思い込んでたから人間関係を円滑に保つためにとりあえず黙っていたと後に言ってたんだ。けどビジューのドレス姿を初めて見た時は口を開けて目ん玉飛び出そうなくらいすっごく驚いていたから本当かどうかは怪しいね。

 それと当のビジューは王宮で働き始めたばかりの頃だったし、職業婦人は男のように扱われるものなんだと思って男扱いを普通に受け入れていたっぽい」


「オークレア先生も呑気な・・・それでフィル様はどうして真実を知ったのですか?」


「何のことはない、我々が一緒にいた時に財務補佐をしているファビアンがたまたま通りかかってビジューのことをオークレア()と呼んで学生時代の話をして行ったから分かったんだ」


「それでどうされたのですか?」


「どうもしないよ。ああそうだったのかって思ったかな、そういえば動きや言葉遣いに女っぽいところがあったなって」


「わりと呆気なかったのですね」


「大騒ぎすると思った?」


「はい」


「僕も無意味に嫌がったりしないよ。既に信頼関係が出来ていれば気にならない。

 それに学園で既に解読された古文を読む方法は習うけど、解読法は習わない。ビジューの使う様々な手法は辞書のない言語にも有効でとても興味深くてまだまだ知りたかったからね」


「そうだったのですね」


「うん、だから女だと気づいてからも特に何もなくそのままだったね。しばらくして男みたいな格好は止めるように言ったけど」



「あの、その時にエミールも一緒にお勉強なさったのですか?」


「ん?エミール?

 いいや、当時エミールとは何かを同時に取り組むことは無かったんだよ。学業と執務が滞らないように交代でやっていた頃だったからね。

 だから僕がビジューと知り合うきっかけになった王都の事件を使った実地訓練というか現場の勉強はレーニエ達と組んでやっていた時だったんだ」



 そうだったのか、皆が一緒に勉強していた時にエミールはいなかったのか。

 もしエミールがフィル様達と一緒に古文の解読法を習っていたなら親しくなっていたでしょうに、オークレア先生はエミールがメンバーに入ってないと知った時はさぞガッカリなさったでしょうね。


 リリアンは当時のオークレアに思いを馳せた。


 もしかすると、その時に知り合っていたら今頃は・・・と。



「リリィあのね、残念ながらエミールもビジューを最初は男だと思っていたし、上からいつもジロジロ見てくる嫌なヤツだと苦手に思っていたから避けていたくらいだったんだ。

 エミールの前でビジューのことを褒めたりビジューに女の格好をして女らしくするようにアドバイスしたけど全然上手くいかなかったんだよ」


 何も言ってないのにリリアンの考えていることはバレていた。


 しかもフィル様は当時2人をくっつける為に苦心して下さっていたみたい。きっとオークレア先生の気持ちに気がついて応援して下さっていたのね。



「そうだったのですか」


 リリアンがまだ知らない頃の今よりちょっと若いフィリップが2人の仲を取り持つように色々と世話を焼いてる姿を想像し、フィル様はやっぱりお優しいと微笑んだ。



「うん」



 うん、そうだったんだよ・・・でも『ビジューにいらない事を言ってしまったかも』と未だに思ってる。


 ビジューが化粧して着飾ったら元々の顔立ちが派手なものだから今度は色気が出過ぎてエミールが更に嫌って距離を取るようになってしまったというのは2人の為、そして僕の為にも黙っておこう・・・。



「まあ今はエミールもエマという伴侶がいるし、ビジューにもきっとピッタリ合う人が現れるよ」


「はい、そうですね」



「じゃあさっきの続きを聞かせて?鞍から滑り降りるのをやめてそれからどうしたの」


「はい、踏み台を使って乗り降りしてみようと話していたらラポムが伏せてくれたのです。

 皆は乗れということだと言うのだけど、私はてっきりラポムの体調が悪いのかと思って心配していたのです。でもしきりに鼻先で押してくるから座ってみたのですよ」


「へえ、賢い馬だと思っていたけど本当にラポムは人の言葉が分かるみたいだね。女神の使いと言われても納得しそうだ」


「まあ!またそんなことを。

 実はそれはオークレア先生が辺境のことが書かれた書物に銀の馬と女神の一節があると話したから皆がそれを面白がって言いだしたことなんですよ」


「そうなの?前から言ってた気がするけど。

 ああそうだリリィ、ビジューが新しい研究テーマの申請をしてるって言ってただろう?それが『辺境および銀の民の歴史を紐解く』だったんだ。

 銀の民が残した書物と言われている物は文字も言葉も特殊で今まで全然研究が進んでなくて今は全く読めない状態なんだけど、プリュヴォの古典にいくらか銀の民について書かれているものがあるからまずそれを解読し、いずれは銀の民の古い書物も解読したいということだ。

 彼らの独特な文化風習についての知識を得るために辺境についても並行して調べたいらしい。

 僕はその申請の許可を出そうと思っている。

 ビジューであろうと解明にはきっと長い年月をかけることになるだろうけど・・・」


 フィリップは遠くを見るような目でそう語り、リリアンに視線を戻した。


「リリィのルーツ、銀の民に関する書物は閲覧禁止エリアにある。そこにあるということはその内容が広く知られると何か不都合な事実があるのだと考えられる。

 そして実は閲覧禁止エリアにさえ置けないような、ビジューが知ることの出来ない場所にもそういった書物がまだ隠され残されているんだ。

 在処は父上しか知らないし、僕もまだ手にしたことがない。

 内容を解読出来たとしてもその内容について慎重に判断しなければならないという特別な『触れてはならない』という意味の閲覧注意のマークが入っている物だと父上は言っているが、ゆくゆくは僕自信の力でそれを解読したいと思っている・・・いいかな?リリィ。リリィの知らないリリィの秘密を暴くことになっても」


 心配そうでありながらもフィリップの目には固い意志が感じられた。


「リリィ、君の全てを知っておきたいんだ」


「フィル様」


「今、目の前にいるリリィのことだけ知っていればいいのかもしれない、でもそれではまだ何か秘密の危険にさらされているのではないかと心配なんだ。

 銀の民は謎が多い、氷の乙女を守護する者達って一体何なんだ?何から守ろうとしてた?彼らはなぜ姿を現さない、ニコラは驚異は取り除かれたはずだというがその背景に何があったのか知っておきたい。いつかリリィを攫われるんじゃないかと思うと気が気でない。僕は絶対にリリィを失いたくないんだ!」



 真剣な顔



 私を見る熱のこもった瞳


 肩を包む熱い手に力が入る



 いつもの明るく優しい話し方ではなく切羽詰まったように語る



 熱い思い




(わたし、愛されてる)




 リリアンは初めて自分が『フィル様に愛されている』と感じた。



 妹だから、妹みたいに可愛いがっているから大事にしたいという思いを遥かに飛び越えるような、一生一緒にいたいと思われているみたいに聞こえるんだけど!!


 きっと私はフィル様の隣に立って欲しいと願われている。



 女性として愛されていると思ったのは告白されたわけでも何でもない、女の直感だ。



 それでも胸がいっぱいで思考は停止。どうしたらいいのか分からない。





「ねえリリィ、いい?だめ?」


「い、いいです」と頷く。



 ぱあっと花が咲くように笑顔になりフィリップはガバッとリリアンを抱きしめて言った。

「そう、良かった!じゃあさっそく明日にでも父上に言ってビジューに許可を出す段取りをしよう」


「はい・・・」


 そんなフィリップの腕の中でなすがまま胸にもたれかかったリリアンは目を閉じて幸せな気分を堪能した。うっとりと夢心地だ。




 リリィを説得していたらリリィの様子がちょっといつもと違ってきて、驚いたような顔をしてから呆然としてるというか放心してるというか、でもみるみる瞳の色が水色から濃いピンクに変わってきた。

 これは僕のことを受け入れてくれたサインだ。(多分)


 今、僕がリリィのことをもっと知りたいと言った事が引き金となって、僕のことを好きって思ってくれたんじゃないかな?


 そうだったらいい。


 きっとそうだ。



 こんなに可愛い顔して・・・


 フィリップの指がリリアンの頬を撫でるとリリアンはフィリップを見上げ、2人はしばらく見つめ合っていた。高鳴る鼓動が相手にも聞こえそうだ。





 けれど、沈黙を破ってフィリップの口から出た言葉は告白でも愛を語るものでは無かった。



「明日はソフィーとアングラードの娘も来て一緒に練習するんだろう?もうそろそろ寝るとしようか」


「はい」




 それでもリリアンはガッカリしなかった。


 今までと変わらない日常でも気持ちが全然違っているから。



 フィリップはリリアンを抱き上げてベッドに運ぶ。



「ねえ、フィル様、

 いつも寝る前に私の話をたくさん聞いて下さいますけど、これからは今日みたいにフィル様のお話もたくさん聴かせて下さいませ。

 私、フィル様のことをもっと教えて欲しいのです」


「リリィ・・・そうだね、これからはたくさんお互いに話をして、たくさんお互いの事を知っていこう。父上と母上のように何年も経ってから何も知らなかったなんてショックだからね」


 抱き上げたまま足を止めてリリアンの言葉を聞いていたフィリップは絡めた視線を解いてリリアンの額にキスをした。



 額に受けた唇の感触と温かさがいつもよりもっと熱を持って特別なものに感じられる・・・。



「ええ、フィル様」


 いつものハイではなくちょっと砕けた返事だ。

 ベットに降ろされるのを利用し首に回した手で身体を寄せてリリアンはフィリップの頬にキスを返した。


 何度かキスをしたことはあるけど、私からしたのは初めてじゃないかな。



 フィリップが驚いたような顔をして自分の頬に手をやるのを見て、リリアンは肩をすくめ恥ずかしそうに笑う。


「ちょまっかっマッ」


 そう呟いてフィリップは両手で顔を覆いうずくまった。



 いつもは意味不明なフィル様が発する言葉が愛されフィルターを通して聴くと翻訳されたみたいに理解出来た。これは「ちょっと待って!可愛いっ!!マジで!」という意味だ。


 くすくすとリリアンは楽しそうに笑った。



 私もフィル様語の解読が出来たわ。


 これから私のフィル様語辞書はどんどん厚くなる。




 そして、お互いにお互いのことをたくさん、たくさん知っていくんだ・・・私たちの未来のために。




「おやすみなさい、フィル様」


 目を閉じるといつものごとくそのまま眠りに落ちていくリリアンの心は、希望で幸せに満ちていた。


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