表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/5

第二話  ラインカンスロープ

第二話になります。どうぞよろしくです。女の子の正体も明らかに!?

 家に帰ったのはいいが(本当は良くないけどね)…学校、どうしよう。

 この子をほっとく訳にもいかないし…。


一一休むか…。


 この子が目が覚めたとき、大変だろうし。

 なんて言おう。

 優実と渡辺さんは元気な事知ってるし…。

 〜考えること20分〜

 浮かばない…。

 風邪は駄目だし、事故も病院を言わなくちゃだし…。

 う〜ん…と考えていると家の電話がプルル…と景気よくなる。

 電話までにも馬鹿にされている!?

 コールが鳴る電話としばらく睨み合い結局、受話器を取った。


「はい、滝口ですけど…」

「バーロー!!何が『滝口ですけど…』だ!学校は!?サボりって事は分かってるんだよ!」


 先生だ。口が悪い。

 理由はどうしよう…


「あのですね、先生。実は…」

「サボり!嘘つき!」


 この声は優実だ!

 ついには先生を味方にしたか…!やるぜ…。


「あのなぁ、実は急に用事が入ってしまってなぁ」

「用事?なによ。言ってごらんなさい?」


 よし、いける!


「実は…」

「先生!こいつ嘘つきです!」

「今日、生き別れの…ってまだ何も言ってないじゃないか!!」


 ひどい!この話しの題名、優実の本性が現る!がいいと思う。

 どうしよう…。


「生き別れの?何?」

「生き別れの…」


 言葉が詰まる。

 どうしよう、どうしよう、どうしよう!!

 !そうだッ!この少女…。


「生き別れのい、い…妹がいるんだ。今日来るなんて知らなかったしさ」


 よしっ!これなら完ぺきだ!

 もし、家に来てもこの女の子を妹だと言えば…。


「妹なんか見た事ないわ!14年間一緒にいたけど…!」

「それが僕も知らなかったんだ…」


 適当にごまかす。

 作者のバカヤロー!!こんな展開望んでねーぞ!

 どうせ、次に優実が帰りに家寄るとか…


「本当?じゃあ、今から行くわ。亘の家」


 予想以上だボケェ!!

 それに、今からとかドンダケェ!学校は!?

 さすがに先生は怒るだろ…。


「いってらっピ★ミ」


 なんだ、この先生!ふざけてる…。


「よぉ、亘。サボりか?サボりなんだろ?サボりって言っちまえよ。生き別れなんてばれるぞ」

「いや、本当なんですよ。それより、怜先生。なんで簡単に優実を送るんですか?嫌がらせですか?」

「その通りだ」


 怜先生は担任で、金髪で口が悪い。

 サボりと決めつけているところからして口が悪いと思わないか?

 とにかく酷い教師だ。


「嘘なら逃げたほうがいいぞ」

「何ですか?それに、嘘じゃないし…」

「実はな…」


 戸惑い気味だ。どうしたんだろう…。


「先生〜!この木刀借りますねェ〜!」

「こういう事だ。今のうちなら許してもらえるかもしれないぜ?」


 優実、僕を殺す気だ。

 木刀で…。痛そう。


「えー!!いや、止めてくださいよ!嘘じゃないし!」

「許してやるチャンスをやったのによ…。大石!亘が死にたいそうだ!」


 コイツ、僕を売りやがった…。

 許してやるなんて嘘だ!

 自分の奴隷にするつもりだったんだ!


「あのッ!」

『プーップーッ…』


 切りやがった…。

 どうしよう。この女の子と優実。

 優実よりもこの子だよな…


「あのぉ…起きて下さい」


 そう言うと女の子は起き上がった。

 呆気ない…。

 女の子は目を眠そうに擦る。


「はうわっ…」


 欠伸をすると辺りをキョロキョロと見渡す。

 そして、女の子と視線がぶつかった。

 一回、頭を傾げると綺麗な澄み切った声で言った。


「養ってくれるの?」


 いきなりだった。


「へっ?」

「私の名前はミスハリィール・ド・シィル・ブルファーブ。あなたの名前は?」

「え…っと、亘…です」


 名前、長くね!?覚えられないよ!


「ミスハリィール…何だっけ?」

「ミスハリィール・ド・シィル・ブルファーブ。ミルでいい。長い名前、嫌いなの」


 あっ…そう…。

 ミルね。最初からそう言ってくれればいいのに。


「あなたは…人間ね」

「人間ですけど…。あの、その耳って本物?ってゆうか、何者?」


 質問が一気に出てきた。

 だって、耳がピコピコ動いてるんだもん…。

 もしかしたら、くまだ まさしみたいに後ろに紐があるんじゃ…。


「これ?本物よ。私はラインカンスロープ。獣族」


 なんだか、これから大変だろうな…。

ありがとうございました♪今回はくまだ まさしとびみょ〜にいっこうさんがいました。本当は亘も口が悪いですよね★ミ

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ