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神秘の森の孤独な少女  作者: 夏野マナム
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第二話

異世界転移したあの日から随分と私の生活は一変した。


「まさか森の中に囲まれた湖の中にもう一つ森が存在してるなんて本当不思議だな〜」


そう。私があの日眺めていた湖の中にはなんと森だけじゃなくて家まであるのだ。


「早めの隠居生活最高…!」


そしてなんと不思議な事に私の身体は排泄を必要としていないのだ。最初は「あれ?」と思ってたけど今では無い方が便利だと思っている。


「しかも何だか不老不死になった気がする。」


異世界に来て一番の衝撃がなんと私の身体は不老不死になっている事だ。

最初におかしいと思ったのは自分がドジして岩で足を切って怪我した時、数分もしない内に怪我が治っていた。


そして何故か一週間もまともな食事をしていないのにお腹は空かないし逆に何故か若返っているので、そこで何となく自分は不老不死なんじゃないかって気づいた


もちそん最初は混乱したけど、今ではもう事実を受け止めている。


ただ未だに分からないのは、ここがどんな世界で転移したあの日から何年経っているのかが未だに分からないという謎だ。


この場所から思いきって外の世界に出てみた方がいいと思うけど、何せコミュ障の自分ではそんな勇気もない。


そんな自分だから未だに外の世界も知らずに地上の森に囲まれている湖の中に引きこもっている。


「外の世界ってどんな所なんだろう。いつか見てみたいな…」


その時の私は知らなかった。自分の人生の転機となる者と出会うことを。そしてそれがすぐ自分の所まで迫っていることを。その時の私は暢気に湖で泳いでいたので知る良しもなかった。

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