愛
ガチャ。
4階建ての古いビルの3階。
男の子が扉を開けた。
扉のプレートには【phantom】とある。
男の子「ただいま〜。」
?「おかえりなさい!愛さん、今日は何して きたんっすか。」
男の子の名前は、愛。見た目は五歳。
実際、30過ぎのおじさん。
見た目を変化する事が出来る。
ボンっ!
愛は、5歳の姿から元の姿に戻った。
愛「そりゃ、ナンパに決まってんでしょうよ。
まぁ、コテンパンにフラれちゃいました。」
?「そりゃそーだ。5歳の姿で攻めるなって
思い切った事しましたねー!」
愛「おいおい、お前あれからずっとゲームしてたのかよ…クロ!」
クロは、椅子を前後ろに揺らしながらいった。
クロ「いやいや!愛さん!姐さん、強いんすよ!俺、赤ですよ!!」
愛「赤って、お前どんくらい負けてんだよ(笑)」
クロ「40です…(泣)」
愛は、笑いながら言う。
愛「トランプでは、蓮には勝てねーよ」
クロ「いや、愛さん。いいとこまでいったんっすよ!」
蓮「いいとこまでって、どこまでよ。
8試合8勝。あんた、3周目では負けてたじ ゃない。」
蓮は、長い黒髪を肩に流し、足を組んだ。
クロ「俺的には、いいとこまでだったんですっ て!」
蓮「あんた、赤になるんだったら…金以外で解決してやろうか?例えば、表に出すとか?」
クロ「姐さん!それだけは勘弁して下さいよ!!(泣)ねぇ?姐さんの組員ですよ?俺?ねぇ?」
蓮は、微笑んだ。
蓮「さぁ、どうだかねぇ〜。」
愛「蓮、そこまでにしてやれよ(笑)。クロ必死じゃねーか。」
愛は、笑いながら言った。
クロ「もぉ!2人して!」
蓮「部下いじめんのも、組長の役目よ。」
蓮は、高笑いをする。
クロ「姐さん〜(泣)」
愛「さすが、蓮だな!」
3人が笑っていると、
?「失礼します。」
愛「おぅ、空。どうした?」
空「はい、㈱〇〇の方がいらっしゃってます。 」
愛「おー、そうだった!」
蓮「あんたんとこの、空。うちの副よりいいじゃないか。羨ましいなぁ。」
クロ「もぉ、姐さん!ちゃんと、副の仕事やってますって!」
空「僕は、愛さんについて行くだけです。ずっと。」
愛「うちの副は、優秀だからナンパにも行ける!まぁ、行きましょうか。」
愛は、客室の方に向かった。
空「あと、蓮様の組に頼みたい案件が…
最低1000万の利益が出るかと…」
蓮「へー、聴かしてもらおうか…」
空「実は、」