探索者登録する
小説を書いたことが全く無かったものです。
おかしな点や改善した方がいい点あれば優しくご指摘頂けると嬉しいです。
突如、世界にダンジョンが出現した。
政府は軍を派遣をして調査に乗り出したものの、中に潜むモンスターに蹂躙され、部隊は全滅した。 モンスターには銃火器が一切通用せず、調査を一時断念せざる追えなかった。
そのまま調査が難航し―― 一ヶ月経過した頃。モンスターがダンジョンから溢れだし、 人類は為す術なく蹂躙されて行く。
人々が絶望していた時、1人の軍人が突如として"超人的な力"を手に入れた。
その覚醒は連鎖するように世界中に広まり、
能力を得た者達の活躍によって、モンスターを押し返す事に成功した。
やがて、覚醒者達をを徹底的に調べた結果、一つだけ共通点が判明する。
―― 覚醒者は、一度でもダンジョンに入った経験あるかどうかという事だった。
何故、突然覚醒したかは理由は不明。
未だに分かってはいない。
だが、ダンジョン内部を調査して行くと
"無限の資源"が存在する事が判明し、世界はダンジョン攻略へと舵を切り始める。
しかし新たな問題が発生した。
各地にダンジョンが次々に出現し、人員が圧倒的に不足し始めた。
そのため政府は、ある組織を作ることにした。その名も"探索協会"を設立し一般の人でもダンジョンを挑める様にした。
そこから150年 2055年 4月5日
俺東堂和真は、子供の頃からの憧れの"探索者"になる為に東京・新宿にある探索者協会に来ていた。
(やっとなれるんだ! 探索者に)
黒髪マッシュの童顔で、実年齢より少し幼く見える顔立ち。
そこそこ整っており、かっこいいというより可愛いよりな顔。
身長が168cm程と平均的な青年
東堂和真は、探索者になるために探索協会の窓口にやってきた。
「今日はどうされましたか? 」
カウンターにいる落ち着いた雰囲気な美人なお姉さんが尋ねてきた。
「探索者になりに来ました!」
「かしこまりました。まずは、年齢確認させていただきます。 身分証などお持ちでしょうか?」
「はい、これです」
身分証を渡すとお姉さんは柔らかな笑みを浮かべながら受け取った。
「はい、お預かりしますね」
探索者になるには18歳以上じゃあないと登録が出来ずダンジョンに入ることが出来ない。
「確認出来ました。ダンジョン登録費用は1万円になりますが、大丈夫でしょうか?」
「はい、大丈夫です」
財布から1万円を取り出し受付のお姉さんに渡す。
「確かにお預かり致しました。それでは、探索者についてご説明させていただきます」
お姉さんが紙を取り出し丁寧に説明してくれた。
「探索者はまずEからSまでランクがあります。最初はEランクからスタートになります。
探索できるダンジョンは、自身ランクの"一個上のダンジョンまでとなっております。
モンスターからドロップした魔石、素材などはモンスター買取受付の方にお願いします。
武器など買いたい場合は、2階の方に武器や防具などが販売してあるショップがあります。
ダンジョンには突発的に現れるゲリラダンジョンとずっとある常設ダンジョンがあります。ゲリラダンジョンは早めに攻略しないとモンスターブレイクというダンジョンからモンスターが溢れ出てくる現象が起きますので、出現したら探索者の方に募集を掛けさせて頂いて速やかに攻略して頂きたいと思います。 ゲリラダンジョンは他の探索者の方々と協力して探索してもらい攻略が完了するとゲリラダンジョンは消滅します。ここまででご質問はありますか?」
「あの、スキルオーブとかって」
モンスターが落とす物は全部で3種類ある。
まずエネルギーなどに役立つ魔石、防具やモンスターに効く武器などを作るための素材、そしてごく稀にしか落ちないスキルオーブだ。スキルオーブは宝箱から落ちることもある。宝箱は、アイテム・スキルオーブ・武器や防具などが入っており
木箱、鉄箱、銅箱、銀箱、金箱、虹箱がある。
箱が良くなってくに連れて中のアイテムも豪華になる。
「スキルオーブは、 売って頂いてもいいですしオークションに掛けて頂いても大丈夫です。
もちろん。自分で使って頂いても大丈夫ですよ。他に質問はありますか?」
「大丈夫です」
「それでは、こちらの契約書をご確認の上サインをおねがいします。
探索で亡くなったりした場合は、探索協会は"一切"責任を負いません。」
探索者は、ダンジョンを探索途中でモンスターに殺されても当然探索者の責任になる。
和真は、契約書を丁寧に目を通し、問題無かったので契約書にサインを記入した。
「はい、確認出来ました。こちらダンジョンなどに入る時に必要な探索者パスポートです。自分のランクなどの情報が書かれているので無くさないようにお願いします。 紛失のさい再発行には、料金が掛かりますのでお願いします」
「ありがとうございます」
「それでは、探索頑張ってください」
美人なお姉さんが微笑んできてその笑顔に和真はドキッとしてしまった。
(よし!これで今日からずっとなりたかった探索者だ! 頑張るぞ!)
こうして、東堂和真の探索者としての道が動き出した。




