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マリアの決意

三国同盟に向け駆け回るルディアル達。

そして一息入れた夜、ルディの元にマリアが訪れる…

「ルディお姉様…お話があるの」

深刻そうな顔をしたマリアちゃんが、俺の部屋に入ってきたのは、三国同盟の開催日が決定した夜だった。


マリアちゃんの後ろにはノエルさんが控えている。


「マリアちゃん、どうしたの?」

もじもじと顔を赤らめ体をくねらすマリアちゃん。


ふふ、俺は鈍感系の男ではない!

俺に抱いて欲しいんだな。そう言う事ならいくらでも抱くよ。


「わ、私!お姉様の子供が欲しい!!!」

「ぶほっ!!」

予想より斜め上だった。


「もう12歳だし、そろそろ王国の為にも後継者問題を解決しないとだし」


たしかに、マリアちゃんはランドール王国のたったひとりの正当後継者だ。


その後継者が婚約者も決めずに天使と行動を共にして王国を不在にしていては、色々問題が出てくるだろう。


「ファーラスト様に頼めば男の人にもなれるし」

「ええっ!私がマリアちゃんの子を産むの!?」


驚く俺!

いや、マリアちゃんになら別に押し倒されても良いけど、子を産むのはちょっと…


「ううん、お姉様に旦那さまになって欲しい」

い、いやいくらなんでも幼女を孕ます訳には…


「マ、マリアちゃん。そう言うのはもう少し大人になってから…」


「私ぐらいの年齢で結婚するは普通です。それに子供を産んでもおかしくない年齢です!!」


「え!マジ?」

「マジです」

真剣な表情で答えるノエルさん。


「そ、それにマリアちゃんと結婚したら私が王になってしまいますし…」

王なんて面倒な仕事はごめんだ。


「それは大丈夫です。私が天使の子を処女懐妊した事にすれば万事解決です!」


「ありなの?」

頷くノエルさん。


「ルディお姉様は天使のまま、今まで通り生きてください。王国の未来は私とルディお姉様の子で血筋を繋ぎます」


「ランバード王の意見も聞かないと…」

「お父様もチャンスがあればルディお姉様を襲えと仰いました」


そう言えば、魔王国に向かう前に、マリアちゃんと王様がヒソヒソ話してたな。マリアちゃん顔真っ赤にしてたしあの時か。


「それともお姉様…私が嫌い…ですか?」

「そんな訳ありません!!!」

即答する俺。


「あと数年…」

待ってと言おうとする俺は、ボロボロと涙を零すマリアちゃんの姿を見て言葉を飲んだ。


「ルディお姉様は私が他の男と結婚して孕んでも良いのですか!!」

「嫌です!!!」


マリアちゃんを他の男に取られてたまるか!!

「うん、マリアちゃん。私の子を産んでください」

俺は覚悟を決めた。


パッと、表情を輝かすマリアちゃん。


ドアを開けるノエルさん。


「はーい、じゃルディアルにチ◯チ◯付けるわね」

とドアから入ってくる女神ファーラストと厳かな表情で入室する儀礼用神官服を着たクラリスさん。


「え?え?」

「ルディ、鎧を脱いで…」

クラリスさんのその言葉に無意識に見習い天使の鎧を解除してしまう。


「それ!」

魔法防御力が0になったところで女神ファーラストの創造の力で、俺の股間にアレが生える!


ふたなりなる俺。

「創造の女神ファーラストが二人の契りを観察します!!」

「観察すんな!!」

「あ、違う!見届けます!」

「どっちも同じ事だ!」


俺はファーラストを部屋から追い出す


「ルディアルさま、私はメイドとして姫のサポートに徹しますので居ないものと思いください」

ノエルさんが姫のそばに従える。


「ルディ…私は二人の子種に祝福を与え、不測の事態に備えて控えます」

そう言うと窓際に下がるクラリスさん。


ふ、不測の事態って?俺が勃たなかった場合とか!?


俺のベットに横たわるマリアちゃん。そのマリアちゃんの下腹部を摩り、マリアちゃんが俺を迎える為の準備を整えるノエルさん。


今まで、マリアちゃんとこう言う事は散々してきた。

でも王族のマリアちゃんの純潔は守ってきた。


「きょ、今日は…う、後ろじゃなく…前に…」

完全に顔を真っ赤にして俺におねだりするマリアちゃん。


俺はノエルさんの手ですっかり準備ができたマリアちゃんに覆いかぶさる。


「お姉様…い、痛い…」

初めての体験に怯えるマリアちゃん


「大丈夫…優しくしますから…」


俺は痛みを与えないようにそっと………?


ヤベェ!!

ひ、姫様の防御力高すぎて、は、入らねぇ!?


ぐにゃ!俺のアレが折れる!


俺の不測の事態を察知したクラリスさんが支援バフをかけてくれる!


ぐぐっ!!

「マ、マリアちゃん!力を抜いて!!」

「ひぎぃ!い、痛い、痛い!お姉様!!」

さらに支援バフを強化するクラリスさん。


マリアちゃんの痛みを少しでも和らげようと、必死にマリアちゃんの小さな胸を撫でるノエルさん。


「痛いぃぃ!!!」

ガツッ!!

跳ね上がったマリアちゃんの右足が俺の腹部にめり込む


「げふっ!!」

レベル90のモンクであるマリアちゃんの蹴り。

それを見習い天使の鎧なしで、正面からモロに受け、5メートル先の壁まで吹っ飛ばされる!!


「うぐぐ…

「ルディ!!!」

薄れ行く意識の中で慌てて泣き叫ぶマリアちゃんの姿と駆け寄るクラリスさんとノエルさんの姿が見えた。


「お、俺…弱す…ぎぃ…




最後の展開を倫理観合わせて変更しました

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