天使、帰還する
無事、反抗勢力を潰したルディアルは魔王城で色々イチャイチャしていた。
「楽しかったぁ！！」
2ヶ月ぶりの王都。
ナイトを運転するマリアちゃんがニコニコ顔で魔王国旅行の感想を述べる。
魔王国で過ごした2ヶ月は俺もすごく楽しかった。
サキュバスとイチャイチャしたり、色々な種族の魔族とイチャイチャしたり、リリィフラワーのみんなで、奴隷となった精霊姫フェアリアを可愛がったり、魔王城の悪魔っ娘のメイドさん達と仲良くなってイチャイチャしたりととても充実していた。
魔族の内乱も精霊姫の敗北宣言で決着がつく。
それでも一部の反抗勢力がまだあったので、そいつらの屋敷や縄張りの中に、いつでも簡単にぶっ殺せるぞ！と言う警告の意味を持たせて、こっそりクラスター爆弾(火薬抜き)をアイテムボックスから取り出し置き土産として置いておいた。
うん、なんだろう。
なんか悪役になった気分がする。
まぁ、この脅しが効いたようで殆どの反抗勢力の魔族がデビアスとルシファの元に許しを乞いに来たらしい。
とりあえず！
流血沙汰にもならず穏便に反抗勢力を潰せたし、無問題！！
そのおかげでルシファさんの魔王戴冠式は何事もなく平穏に無事に終わる。
戴冠式を終えた数日後。俺達とデビアスは帰路にいた。
途中、デビアスの運転するラン◯ルが土手から転落するアクシデントがあったが…
「ウィンチ初めて使えるわ！！」
と、大喜びでアリシアさんが自分のラン◯ルに装備されたウィンチでデビアスのラン◯ルを引き上げる。
ノエルさんに頼んで鎖で引き上げて貰った方が早いけど…
四躯乗りあるある [スタックした車を引っ張りたい病]
だ。ここはあえてアリシアさんに任せた。
「なるほど、これはこう言う時のための道具なんだ」
デビアスはラン◯ルのバンパーに装備されたウィンチを壁や扉を引き倒す攻城兵器だと思っていたらしい。
と色々あったが、神聖国でデビアスと別れ、その数時間後、俺たちは無事王国に帰り着いた。
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