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特訓!

魔王達にAT仕様のラン◯ルを与えた事を後悔するルディアル。

「なるほど…理解したよ」

デビアスが運転する白いラン◯ル。


そのラン◯ルの後部が魔王城の兵士宿舎の壁にめり込んでいた。


「このマークが後進なんだね」

と鼻血を出したデビアスがシフトレバーに書かれたRマークを指す。


「そ、そうです…」

兵士宿舎の壁に激突した衝撃でエアバッグが開いた。


念のため天使の鎧を着ていて良かった…

生まれて初めてエアバッグを体験したが、かなりの衝撃あるんだな…


デビアスはエアバッグで鼻を強打して鼻血を出した。


「ふむ、壊れたらこうやって魔力を流せば直ると…」

エアバッグが開いたハンドルに魔力を流すデビアス。


シュッ!

と一瞬で元に戻るエアバッグ。

「凄いねぇ…」


「とりあえず、前進しましょう」

「ん」

Dレンジにシフトを入れる。


「これがルディアルちゃんの馬車?」

「あ、お母様」


そこへ、両肩がむき出しのマーメイドラインの漆黒のドレスを着たルシファさんがラン◯ルの窓越しに声をかけてきた。


「えぇ、今扱い方を教わっていた所です。お母様の馬車もあちらに用意してありますよ」


ラン◯ルから降りるデビアス。

ドライバー不在の状態でゆっくりクリープ現象で前に進むラン◯ル


「ちょちょちよ!!??」

これが自動車教習所なら1発で乗り越し確定だ!


運転席側に頭を突っ込み、ブレーキを手で踏む俺。

「ごめんごめん!」

慌てて運転席に乗り込むデビアス。


ATではなくMT車にすべきだった。


「わー大きくて黒光りして硬そうな馬車ね!」

ルシファさん用に用意した黒塗りのラン◯ル。


魔王の座をルシファさんに譲り、神聖国の教皇のみの肩書きになったデビアスには教皇らしく真っ白なラン◯ルを。


魔王になったルシファさんには魔王らしく漆黒のラン◯ルを購入した。


「私にも教えて」

「えぇ、後部座席に座ってください」

ドアの開け方、シートベルトの付け方をルシファさんに説明する。


「凄い、座り心地良いわねぇ〜。この椅子、玉座にしたいわ」

玉座にちょこんとあるラン◯ルのシートを想像する。

かなりシュールだ。


いや、それよりルシファさんのFカップのお胸様にシートベルトがパイスラッシュしててエロいです。


◇◇◇◇◇◇

数時間後…

訓練所と兵士宿舎の大部分が破壊されたが、なんとか走れるようなったデビアスとルシファさん。


まさか…ルシファさん、ハンドルを右に切ってって言ったら右に袈裟斬りするとは思わなかった…


デビアスとルシファさん、耐久力が高いからエアバッグは取り除いた。


壁に正面衝突してフロントガラスを突き破って車外に投げ出されても笑っているぐらいだし問題ないだろう。


「ありがとうルディアル。」

「えぇ、とても楽しい乗り物だわ。本当にありがとう」

「いえいえ、気に入ってもらえて嬉しいです」


でも、彼女達の運転する車にはリリィフラワー達は絶対乗せないと心に誓う俺だった。


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― 新着の感想 ―
[一言] 楽しく拝読させて頂いております。 クリープはパーキングブレーキで止まりません?
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