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魔王国反乱

ルディアルの策略に嵌ったアリシア達三人はサキュバスの手によって地獄を見る。

「うぐぐ…」

金で装飾された壁に身体を預けながら進むアリシアさん。


「う…うぅっ…」

レイラさんの肩を借りてヨロヨロ歩くクラリスさん。


「……」

完全に気絶し、ノエルさんに背負われているリリアさん。


フタナリだったアリシアさんとクラリスさんと違い、

完全に男化(正確には男の娘だが)したリリアさんにとってサキュバスのテクニックは完全にオーバーキルだったようだ。


「あ〜楽しかった」

「殿方のアレは握り心地良かった」

「……」

ご満悦なマリアちゃんに初めて男性のアレを握ったレイラさんは自らの手をにぎにぎしてアレの感触を思い出している。


普段は控えめなノエルさんからは想像もできないほどリリアさんのアレを興奮しながら激しく揉みくちゃにしていたな。


「ねぇアリシア姉さん、また弄らせてね!」

ニコニコ顔のマリアちゃん。


「ごめん。王国に帰ったら女神様に取って貰う…」

同感とばかりに頷くクラリスさん。


シャ!計画通り!!

俺は心の中でガッツポーズを決める。

これでみんな女に戻ってくれる。

俺の百合ハーレム復活だ!


サキュバス嬢達に見送られながら店を出る。


少し歩くと…

「ルディアル様…」

俺に耳打ちしてくる暗黒騎士隊長のカルディナ。


「付けられてるっす…後ろに3人。前に2人っす」

え!?マジ?全然分からなかった。


「穏便に対応お願いします」

「チョッパヤで対応するっす…対応完了っす」


ええ!?何々?カルディナさん何したの?

俺の天使の眼も反応しない対応ってどんな対応!?


「軍事機密っす!」

教えて貰えなかった…カルディナさん…頭の軽いお姉ちゃんかと思っていたけど魔王軍の騎士団長の肩書きは伊達じゃないようだ。


王城に戻るとメイドさんに連れられて応接間に通された。


「ごめんね!リリィフラワーのみんな」

いきなり謝られる俺達。


「反乱が起きちゃたw」

テヘッと舌を出すデビアス。


◇◇◇◇◇◇

「人族との融和政策に不満を持つ者がいてね…」

「昆虫族ですか?」


頷くデビアス。

「しばらく王城に避難してくれないかな?」

「それは構いませんが…どれくらいな規模の戦いになりそうですか?」


「今、ハーピーの偵察部隊を出す所だけど…昆虫族は数が多いからねぇ…おそらく3万は下らないと思うね」


「うへ!」

大戦争じゃん!!

「まぁ、ほとんどは知能を持たないジャイアントビートルみたいな兵士だけどね。」


俺たちを襲った巨大なカブト虫の軍団か…少し見たいかも…


「ちょっと見てきて良いですか?」

戦争を避けられるようなら避けたい。

その為にもこの目で確認したい。


驚くアリシアさん達。

「ナイトで見に行くつもり!?」

「いえ、飛んで」

「無理じゃないかな…飛んでも片道2時間はかかるよ」


あうっ俺の現在のMPだと1時間しか飛べない。

器械天使パワーパックを買えば余裕だけど…


あっ!!器械天使liteの機能でハンディカムを作れば良いじゃん!!


「偵察部隊はまだいますか?」

デビアスに耳打ちする魔族のメイドさん。


「第三陣が準備中みたいだけど」

「ならコレでちょっと撮影してきて貰えないですか?」


俺は器械天使liteパックの力でS◯NYのハンディカムを創造する。



「これは?」

手の平サイズの黒い機械に興味津々なデビアス。

「見た物を記録する機械です」


そこへメイドさんが呼びに行っていたのだろう。

偵察部隊のハーピーが入ってきた。


俺はそのハーピー娘にハンディカムの使い方をレクチャーする。


ハーピーの物覚えが良いのか、S◯NYのハンディカムが扱いやすいだけなのか分からないが、ハーピー娘は10分で操作をマスターした。


「す、すごい…」

ズーム機能に驚くハーピー娘。

300メートル先の人物の顔がアップで良く見える。


スマホのカメラしか使った事のない俺も今のハンディカムの性能に驚く。


「これ、すごいよ!!これ一つで戦局変わるよ!」

興奮するデビアス。


液晶モニターに映る自分の姿に驚き固まるリリィフラワーのみんな。


あ!あとでみんなのエロ動画撮ろう!!


「では出撃します!!」

予備バッテリーを腰のベルトに付け、デビアスに敬礼してハーピー娘が戦地に飛び立った。


いいねとブックマークに一喜一憂してます

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