最強の車
魔王デビアスに呼ばれ聖国に戻ったルディアル達。そこでルディアルは新たな力を得る。
「お…おお…」
聖国教会に着いた俺達は、デビアスに器械天使の新たな力を解放してもらうことになった。
「あの器械天使には欠陥があってねぇ…」
申し訳なさそうに謝る全裸のロリ娘デビアス。
「ほんと、ごめんねぇルディアルちゃん」
コレまた全裸のデビアスのママの先代魔王ルシファさん。
たしかに器械天使の身体には肝心な穴がなく、代わりにオ◯ホを入れる穴があるだけだったからな。
アレじゃ俺が楽しめない。まさに欠陥も良いとこだ。
「あれから先代魔王の母と協力してルディアルの天使の力を解析してみたんだ…」
「ほほう…」
俺は魔法陣の上に全裸で寝ている。
その上を跨ぐデビアス。
「ちょっとごめんなさいね~」
そう言うと全裸のデビアスママが俺の顔を跨ぎながら魔法陣を描く。
ふむ…ここからデビアスが出てきたのか…
ゲシッ!
「イッテ!」
「人の母をいやらしい目で見ないでよ」
デビアスに足を蹴られた。
「良し…できた…」
魔法陣が完成したようだ。
途中、デビアスママが足を滑らせ、俺の顔面に尻餅をついてしまうアクシデントもあった。
安産型で大きさ質量共にあるお尻でかなり顔が痛かったが…心の底からありがとうございます!
魔法陣完成!
そして光が俺に流れ込む…
新たな能力が目覚める。
[器械天使liteパック 月額8000万ゴールド]
このパックはあらゆる機械を製造、改造できます。
と説明書きが表示された。
「どう?」
「月額8000万でクリエイト能力が発揮されるみたいですね」
「どんな物ができるのかしら?」
「ふむ…ならコレを」
指輪を差し出してくるデビアス。
「また貰って良いの?」
「お安い御用さ」
俺は遠慮がちに指輪を受け取る。
[買取額1億ゴールド]
「1億で売れました。お釣り出ません」
「いいよいいよ!」
「ははっー!」
俺は土下座で感謝する。
「天使の土下座ってあまり見たくない姿ね…」
アリシアさんの言葉に頷くリリィフラワーのみんな。
◇◇◇◇
庭に出てさっそく器械天使liteパックを使う。
「おお!」
身体に変化はない。しかし…脳に流れ込む機能説明に俺は驚く…
「もしかして…これガン◯ム作れるんじゃね?」
試してみる
[現在のレベルでは作成できません。レベルを上げるか他の物を試してください]
レベル上げれば作れんのかよ!!
驚く俺!!
「どう?何か問題でも?」
「いえ、無限の可能性に驚いていただけです…」
ならば何を作ろう…
欲しい機械…機械…
ふと頭に浮かぶ。
幼い頃、死んだ父親が好きで、良く一緒に観た洋画のビデオ。
このビデオに出てくる一台の車。
父はこの車に憧れて、一生に一度は乗りたいと言っていた。
それは真っ黒なボディにボンネットの下で左右に動く赤いLEDのライト。
電子頭脳を搭載された喋る車…
その名はナ◯ト2000。
イケるか!?
俺は器械天使の眼に造れと指示を出す。
[了承。製作を開始します]
「イケたぁぁぁぁぁ!!!」
空間に激しい稲妻が走る。
「な、なに!?」
「凄い魔力の本流!」
「失敗!?」
リリィフラワーが俺を守る為、飛び出してくる
眩しくて目が開けられなくなった時!
ナ◯ト2000が異世界に誕生した。
いいねが元気の源。




