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ごめんなさい

辛くもデスベアーを撃退したルディアル。

しかし何者が仕掛けたトラップに嵌ってしまう。


身動きとれないルディアルに襲いかかる巨石に激しい水流。


溺死と圧死の危機!ルディアルの運命はいかに!?

「ねぇっ!目を覚まして!!」

「すぅっ…フーーー」「すぅっッフーーー」

ユサユサユサ!


「うっ…ゲホッゲホッゲホッ!」

目を覚ますと金髪の美少女にキスされていた…


「よ、良かった…蘇生できたわ…」

安堵した表情を見せる金髪の美少女。


あ、俺はさっきまで生き埋めアンド水責めされてたんだっけ。


「「「ごめんなさい!!」」」

三人の美少女が土下座して謝る、


「てっきりデスベアーが出てきたと思ったんです。

ま、まさかご貴族の方のご令嬢様だとは思わず…」

軽装のレザーアーマーを着た金髪の女剣士がガタガタ震えながら謝り続ける。


(思考0.3秒)

あぁなるほど、俺は彼女達の仕掛けたデスベアー用のトラップにかかった訳ね。


そしてこの純白の見習い天使の鎧を見て貴族の令嬢だと勘違いしている訳か。

「いえ、こちらこそ蘇生して貰ってありがとうございます。それに私は貴族ではありません。ただの旅人です」


「ほ、本当ですか?」

「えぇ、なのでそんなにかしこまらないで下さい」

にっこりと微笑んでみる。


途端に赤面する美少女三人組。


「あ、あの…ここにデスベアーはいませんでした?」

「さっき私が倒しました」


固まる三人の美少女。

「一人で?」

「一人で。」


「す、凄い…」

デスベアーの巣である洞穴の中を案内する。

案内と言っても奥行き10メートル程の一本道の洞穴だけどね。


そこにあった体重500キロのデスベアーの死体を見て感嘆するばかり美少女達。


黒髪貧乳の全身黒で固めた小柄な魔法使いの少女がデスベアーの死体を調べている。


「口の中から一撃で仕留めてる…この人、かなりの使い手…」

むふふ…無口無表情系貧乳ロリっ子魔法使い…可愛い。


「この場合…依頼失敗ですか?」

犬耳清楚癒し系巨乳の優しいお姉さん風のヒーラーさん…萌えます。


「そうね…確か、すでに討伐対象が倒されていた場合は、倒した人がその依頼を受けていなければ、その倒した人の許可があれば、依頼達成とみなされるはず

よ。」

金髪のゆるふわセミロングの軽装レザーアーマーで身を固めたくっコロ系美女剣士…大好物です。


「あ、あの…あんな事した方に、こんな事言うのもアレなんですが…手柄を譲って貰っても…」

くっコロ系美女剣士に上目使いでお願いされて断れる訳がない。


「もちろん。もともと私は依頼とか関係ありませんでしたし。」


「ありがとう!!」

ギュッと俺の両手を握り、握手をしてくる金髪の美少女剣士。


「私はアリシア!そしてヒーラーのクラリスにウィザードのリリアよ。」

「私はルディアル…さっきも言ったようにただの旅人です」

念のためただの旅人だとさらに強調しておく。


「良かったら街で一緒に飲みません?もちろん奢ります」

冒険者の彼女達から色々聞くのも悪くない。


「迷惑でなければご一緒させて下さい…あとできれば何か羽織る物を貸して頂ければ…」


この鎧は目立ちすぎる。城や聖堂の連中に見られたら1発で天使だとバレてしまう。


「ならこれをどうぞ…」

アリシアさんに濃紺の外套を貸して貰う。


「ありがとうございます」

胸元のボタンをつければなんとか小さい翼ごと鎧を隠せる。


「さっきのお詫びにそれあげるわ」

「え、良いんですか?」

「うん、貰って!」

「ありがとうございます。大切にしますね」

にっこり。

また赤面するアリシアさん。

美女の赤面ご馳走です!!

読んでくださってありがとうございます!

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