ルディアル覚醒
女神に汚染されたリリィフワラーと勇者達を元に戻す為、魔王の元に向かう。
「デビえもーん!!」
魔王デビアスに泣きつく俺。
ホモの屋敷と化したセリナ邸から逃げ出した俺は神聖国教会に駆け込んだ。
「デビえもん…て斬新なあだ名だね。」
「みんなが!みんながホモに!!ホモになったぁぁ」
床にぺったん座りで泣きじゃくる俺。
「んー、腐ってもさすが創造神…創造の女神だけはあるか」
泣き叫ぶ俺の頭を優しく撫でるデビアス。
「え?みんながホモになったのは女神様の影響?」
ならあの駄女神は今度こそ永久封印してやる!
「一概にそうとは言い切れないけど、創造の女神のそばにいる人間の思想に多少は影響が出るだろうね。」
俺の魅力で周りの人間に影響が出るのと同じことか。
「まぁ、元々の素質もあったんだろうけど」
リリィフワラーのような生粋のレズビアン達でも、多少はホモに興味があったのか…
「なら、あの駄女神封印してみんなを元に戻す!!」
「んー、封印はキツイだろうね。今の女神は強さを失っているから問題ないだろうけど…」
考え込むデビアス。
「問題は、お付きの天使リリネルだけでも強敵なのに…勇者まで女神サイドに行ってしまったからね…」
「あ、僕も魔王の力は失っているからね。」
「うぅっ…」
男になってしまったリリィフワラーのみんな…
もうあの楽しかった百合百合な時間は戻ってこないのか…
「ボクが君の…ルディアルの力を解放してあげようか?…そのかわり…」
俺に悪魔の取引を持ちかけるデビアス。
「君の持つ蘇生魔法でボクの母を生き返らせて貰えないかい?」
「え?蘇生魔法ぐらいなら一流のヒーラーならできるんじゃ…」
頭を振るデビアス。
「彼らの使う蘇生魔法は死んで1時間以内の健康体の人間を生き返らせるのが限界なのさ」
そう言うばクラリスさんもそう言ってたな。
心臓を潰されてたり、首チョンパされていたら蘇生してもまたすぐ即死すると。
「でも…君の蘇生魔法は違う。死んだ人間を生き返らせるのではなく、蘇らせる事が出来るんだ!」
んん?蘇らせる?
「500年前に死んだボクの母親を現代に蘇らせて欲しい」
「オッケー!」
「魔王の母なんて疑わしいかも知れないけど…人に害は与えないつもり…って良いの?」
深く考えず、承諾した俺に驚くデビアス。
男になったリリィフワラーを元に戻す為なら世界すら差し出したって構わないと思う。
頷く俺。
「あ、ありがとう…じゃボクの実験室に来て」
教会の地下施設に移動する俺たち。
地下には蒼色で統一された広い厳粛な空間があった
全裸で床に寝た俺の周りに、これまた全裸になったデビアスが自身の血で魔法陣を描く。
魔法陣を描く為、俺の顔の上を全裸で跨ぐロリ娘デビアス。
ウヒョー眼福眼福!
「最後に私の体液…唾液で良いか…飲んで。」
目を閉じ、口を開く俺。
「ん!」
クチュクチュと口内に唾を溜めるデビアス。
「あ…んっ」
ツーっとデビアスの口元から透明な唾液が俺の口内に垂らされる。
コクッ
粘りのある液体が俺の喉奥に流れ込む。
幼女の唾液ゴチです!!
「うっ!!」
魔法陣が真っ赤に光る!
そして血で描かれた魔法陣が俺の身体に染み込む。
「ううううあっあっあっあ!!!」
身体の中が割れるような感覚が俺を襲う。
「くっ!くぅっ!!くあああああああ!!」
全身が白く光!!
天使の眼のステータス表示がバグる。
そして…
俺の称号が [見習い天使ルディアル] から
[器械天使ルディアル]になった。
いいねが元気の源です^_^




