ラ◯クルとカレーライス
封印されし女神に会うために旅立つルディアル。
「やっぱり、信じられない…」
とクラリスさんが言う。
「私も…500年前に私が封印したのは女神様だったなんて…」
と勇者エミリナさん。
俺たちリリィフラワーと勇者様一行は女神が封印されし大地。聖域結界領域に向かっていた。
ハンドルを握るのはアリシアさん。
ちなみに愛車は、今までの軽自動車からト◯タのラ◯ドク◯ーザーに変わっている。
魔王にバージョンアップしてもらったアイテム購入スキル改め、アイテム売買スキルで、今まで貯め込んでいた宝石や貴金属を買い取って貰い、なんと中古とは言え世界中で活躍するオフロードカー、ラ◯クルを買えたのだ!!
これならギリギリ俺たち9人が乗れる(定員オーバーだがここは日本ではない)
「これいいわー」
ラ◯クルのギアを変えながらご満悦なアリシアさん。
ウォンと荒地を走破するラ◯クル。
「跳ねますw」
助手席ではしゃぐリリアさん。
中央席に俺とマリアとセリナ、そしてクラリスさん。
後部座先にノエルさんとレイラさんエミリナ
思い思いにジュースを飲み、流れる景色を楽しみながら聖域に向かった。
「ハイハイ、ご飯ですよー」
荒野の中を100キロほど走ったところで、
日も暮れたので今日はここをキャンプ地とする。
荒野にラ◯クル。そしてテント。まさに理想のアウトドアスタイル。美人もより沢山。はぁー幸せ。社畜だった頃の俺には想像もできないパライソだ。
そして!アウトドア料理と言えば!カレーライス!!
レトルトカレーでも良かったのだが、アイテム購入制限が条件付きとは言え解放されたので、調理器具を買い、本格的にアウトドア料理にチャレンジしてみた。
黄色のカレーに驚くみんな。
「さぁさぁ、私の自慢の料理ですよ!」
「天使様の手作り料理!!!頂きますぅ!!!」
パクっといく聖女セリナ。
「ふぁぁぁぁぁ!!!美味しいぃぃぃ!!」
それを見てみんなも食べ始める
「不思議な味!!」
「辛いけど癖になるわね!」
エミリナも500年生きてきた中で一番美味しいと言ってくれた。
くくっ、カレーライスが不味いと言う人間に俺は会ったことはない!
みんな、おかわりをしてくれる。俺、男だけどオカンの気持ちに目覚めたかもしれない。
しかし…レイラさん…カレーライスにマヨネーズは流石に合わないじゃないかと思ったが…美味しそうに食べている…アリなのか!?
そして結界を張り、各自別れてテントの中に入っていた。
アリシアさんだけはよほどラ◯クルを気に入ったのか、座席をフルフラットにして、ここで寝ると聞かなかった。
まぁそんなに気に入ってくれたなら、買った甲斐があると言うもの。
いいねあざーす!!




