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聖女、借金するそして代償。

天使を追ってサキュバス店に突入した聖女(処女)

「おおおおおおお!???」

サキュバス八人による乱行パーティ。


天使さまを追ってサキュバス店に入った私は開口一番

「さっきの天使さまと同じプ、プレイをォォォォ」

と注文した。


そして今。

八人のサキュバスにベットに押し倒され、両手両足に一人ずつサキュバスが跨り、身動きを封じられ、


耳はもちろん鼻や身体中の穴に色々な物を突っ込まれた


「おおおおおおお」

初めての快楽にだらしなく大きく口を開き涎を盛大に垂らす私。


その口の中にサキュバス嬢が唾を垂らした。

「あーーーあーーー」

サキュバス嬢の唾を飲み込んだ瞬間!

身体が爆発したかのように熱くなり、股間から何かが噴き出しし、そして私は意識を失った…



「せ、聖女さま!!聖女さま!!」

目を覚ますと心配そうに私を見るガーランドの姿があった。


「おおお…気絶していた?私が気絶した?」

「そうです!サキュバス店でプレイ中に気絶されました」


ガチャ

ドアが開き、そこへ司祭が入ってきた。

「全く…聖女とあろう者がサキュバスと交わって倒れるなんて」


「アーデル…」

その顔を私は知っている。

イーリア聖堂教会最高司祭アーデルだ。


と、言う事はここは聖堂教会か。


「サキュバスが貴方とガーランドを担いで来た時は何事かと思いましたよ」

「面目ありません」

うなだれるガーランド。

「ふん!」

私はそっぽを向く。


「天使さまの真似をしたそうね。ガーランドに聞きましたよ」


「ガーランドは大丈夫だったのぉ?」

無理矢理付き合わせたガーランドは童貞だ。

初体験がサキュバス嬢と言うのはハードルが高すぎただろうか?


「一応、初めてだとサキュバス嬢には伝えて手加減してもらったのですが、不覚にも気を失ってしまいました」


「そぉ…」

「まぁ良いわ…風俗代は私が立て替えて置いたわ…50万ね」


「あ、ありがとう…ガーランド、払ってちょうだい」

「そ、それが…10万しかありません…」


「な!?なんでぇ!?いっぱいあったでしょ!?」

「せ、聖女さまが天使の菓子やシーツを買われてしまったので路銀が足りなくなりました…」


「あ…」

言われてみれば…天使のグッズが目の前にあったので何も考えずに無我夢中で買った記憶がある…


「ふぅ…仕方ありませんね。聖国に請求しておきますね。サキュバス代として」


「ま、待ってぇ!!」

そんな事をされたら教皇さまに怒られてしまう。


「か、代わりにコレを1本買ってくれない?」

私は2本の天使の菓子(う◯い棒)をポケットから取り出す。


「ここ、これは!?」

美しい包装紙に目を剥くアーデル。


「天使さまが褒美として民に配っていたお菓子よ」

「天使さまのお菓子…」


500万で買い取ったお菓子を50万の借金返済に使うのは勿体ないが…教皇さまに怒られるよりはマシだ。


白い包装紙の菓子と紫色の包装紙の菓子。

どちらを渡そうか迷った…


さっき食べた黄色の包装紙はトウモロコシの味がした。


ならば紫色はきっと茄子味。もしくはブドウ味だろう


たいして、白い方は味は不明だが…包装紙に描かれているのは前衛的芸術で描かれた杖を持った老人が描かれている。

おそらくこの老人は神様のお姿だろう。

神様の絵が描いてある菓子が不味いハズはない!!


ならば!

私は断腸の想いで紫色の包装紙に包まれた菓子をアーデルに手渡す。


ブドウは好きだが、茄子は嫌いだ!


「う、美しい……そして地上にはないこの手触り…分かった…サキュバス代は私が立て替えておくわ」

うっとりするアーデル。


「破くのは惜しいわ…」

「なら、中身を取り出してあげるわぁ」

私は包装紙の中身を転送で抜き出す。


「おぉ…軽い感触…」

赤味がわすがにかかったスポンジのような菓子。


恐る恐るアーデルはう◯い棒(明太子味)を口に含む。


カリッ…

「ん〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜」

まるで少女のような微笑みを浮かべるアーデル。

「しょっぱいような甘いような不思議な味…」


「え!?」

驚く聖女。


「食べた事のない味ですが、今まで食べてきた食べ物中で飛び抜けて一番美味しい!」


「ナ、ナスとかブドウ味じゃないのぉ?」

もしかして一番美味しい奴を渡してしまったかと

愕然とする聖女。


「違いますね…あぁ…もっともっと欲しい!!100本でも1000本でも食べられます!!」


「なっ!?」

あのアーデルが指についた食べカスを舐め取っている!?


「い、い、い、いったいどんな味だったのぉ!?」


聖女は生まれて初めて自分の選択を後悔した。


いいねが元気の源。

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