耳かき
お風呂からあがったルディアル達は女子会を始める
「すごいわね〜髪の秘薬の効果!!」
サラッと流れるアリシアさんの髪。
「ほんと!私の髪の毛がサラサラになった!」
喜ぶ姫さま。
「肌もすっきりした感じがするわ」
腕をさするクラリスさん。
「はふぅ…」
力が抜けた表情でキングサイズのベットに埋まるリリアさん。
「あ、あとお風呂あがりにコレを顔につけるといいですよ」
乳液と化粧水を姫さまに渡す。
「コレは?」
「顔のお肌にハリと潤いを満たす秘薬です」
姫さまの手に乳液を垂らす。
俺に言われた通りに顔に乳液を塗る姫さま。
「すぅすぅします!」
「次にコレを」
化粧水も同じように肌に塗り込む。
「さっぱりする!!」
喜ぶ姫さま
「ルディ、私もいい?」
「もちろんです」
シャンプーはともかく、化粧品をみんなで共用するのはみみっちいので全員分を購入してプレゼントする。
みんな大喜びしてくれる。
この場にいないレイラさんにも渡してと姫に預ける。
「おー、たしかにすっきりする」
リリアさんも満足している。
みんながもっと綺麗になれば、俺としても色々捗る(謎)
みんなで俺が用意したポテチや炭酸飲料、アリシアさん達はビールで、飲み食いしお喋りをしてると姫さまがおネムの時間になったので解散して各自個室で寝る。
「ふー、キングサイズのベッドはすごいなぁ」
与えられた部屋でゴロゴロくつろいでいると…
コンコン。
「私です」
姫さまがやってきた!
まさか夜這いイベント発生!?
いや、しかし11歳の幼女はマズイだろう…
いやでもこの世界だと結婚しててもおかしくない年齢らしいし…ありか!?
「ど、どうぞ!」
すすっと部屋に入ってくる姫さま。
「ルディお姉様、お、お風呂の…続き…してほしい…」
お、お風呂の続き!?
ってアレか?下の方も触れって事か!!
おぉぉ…俺はロリコンじゃない!たぶん…
ポフッとベットに寝ている俺の隣に腰掛ける姫。
そしてスッと耳を差し出してくる…
あぁ、耳を弄ってほしいのか。
頭を洗いながら耳穴をズボズボしたのが気持ちよかったようだ。
なら!
この世界に耳かきと言う習慣はない。
俺は姫を膝枕しながら、耳かきセットを購入する。
綿棒はもちろん、チタン製耳かき、梵天付き竹耳かき、軟質ゴムが棘のように生えた耳かき、ローションと片っ端からから買った。
「ふふ、マリアちゃんの可愛いお耳…これで可愛がってあげる」
ずらっとそれらの耳かきを姫さまに見せつける。
「ひっ」
拷問器具にも見えなくはない耳かきに、小さく悲鳴をあげる姫。
「わ、私の耳…それでいじめられちゃうの?」
上気した表情でそれらの耳かきを見つめる姫。
もしかして姫…そのお年でM?
ククッ、これには俺も少々Sっ気が刺激された。
「動かないでね…」
まずは竹の耳かきで…
「お、お姉様…こ、怖い…」
「大丈夫ですよ…最初はズブズブくるけど我慢してくださいね」
浄化の魔法でも耳垢までは取れないようだ。
けっこう溜まってる。
ククッ穿りがいがあるぜ!
ガサッ!
「ふっ!!」
耳垢を擦り取られる感触と音に身を硬くする姫。
カリッカリッ!!
こびりついた耳垢を剥し取る
「あぁっ!」
両足をピクピク痙攣させる姫。
「じっとしてなさい」
なんだろう。このいじめたくなる衝動。
「は、はひぃ…」
蕩け始める姫。
カリッカリッカリッ…
「あ!あ!あ!」
ふ〜〜〜
姫の耳の奥に吐息を吹き込む
「ひぁぁっ!」
背筋を仰け反らしビクビクと痙攣する姫。
そして…ちょろろろろ
も、漏らした!
姫さまのその香しいアンモニア臭に俺の理性が弾け飛ぶ!
「ご、ごめんなさい!!!」
跳ね起きる姫。
ガンッ!!
「げはっ!!」
跳ね起きた姫の後頭部と飛びかかろうとした俺のアゴが衝突する。
見習い天使の鎧を着てない俺の防御力はゼロに等しい。
その貧弱なレベル7の俺にレベル37の格闘僧の姫の頭突きがヒットしたのだ。
バタッ!1発KO
「お、お姉様!!!お姉様!!の、ノエル!!来て!!早く来て!!!」
俺は姫の匂いに包まれながら朝まで気絶した。
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