祝杯
死闘の末、リリアのゼロ距離射撃で大猿は散った…
そしてリリィーフラワーの面々は意気揚々とギルドに帰還する。
「「「「カンパーイ!」」」」
ゴクゴクゴク…ぷはっ!
この仕事の後の一杯は日本でも異世界でも最高なのは変わらない。
俺たちリリィーフラワーの四人はギルドの酒場でクエスト達成の祝杯をあげていた。
「ルディのタゲ取りは完璧ね!」
上機嫌なアリシアさん。
「がっちりタゲ固定して、全く跳ねなかったわねぇ」
優しく微笑んでくれるクラリスさん。
すみません。ただ正常位で押さえ込まれてただけです。
「レジられた…私のスリープ…ゴリラ如きに…」
逆に魔法をレジストされたリリアさんは落ち込んでいる。
「まぁまぁ、あれは仕方ないわ。あれだけ興奮してたら眠らないわよ」
「うぅ…」
グビビとジョッキを煽るリリアさん。
ロリっ子のヤケ酒やさぐれかわいい…
「しっかし、ルディのアイテムボックス凄いわよね」
「私もまさか、あの大猿が胸の谷間にスポッて入るとは思わなかったわ!」
俺もアレには驚いた。
大猿の手を俺の胸に当てたら、そのまま谷間に吸い込まれていったのだ。
しかもアイテムボックス内は時間停止するらしく、大猿の死体の鮮度は全く落ちず、高額査定に繋がった。
「今回の依頼はなんと成功報酬50万と大猿の買取り50万で計100万ゴールドになりました!」
「「「パチパチパチ」」」
「必要経費を引いて余った分を四等分して、一人頭20万ゴールドでーーす!」
酔っているのか、かなりハイテンションなアリシアさんから20万ゴールド頂きました。
「リリアもそんなに落ち込まないでよ」
「最後のロッククラッシャーは見事でしたよ」
うん、大猿の睾丸にお見舞いしたあの一撃は、俺のないはずの玉がタマヒュンしたし。
「仕方ないわねぇ…今夜はリリアをみんなで慰めてあげましょう」
妖しい微笑みを浮かべるクラリスさん。
良かった…今夜は俺はネコじゃない。毎晩あの三人に攻められたらさすがに不死身の俺でも死ぬ。
「たっぷりお酒を買い込んで朝までレッツエンジョイよ!!」
完全に出来上がっているアリシアさん。
そしてアリシアさんの言葉通り、三人でリリアさんを朝まで可愛がった…
読んでくださった方々に感謝を!




