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魔法使いは脱げば脱ぐほど強くなる。

ルディアルの鎧を手に入れる為、街一番の名工のドワーフが営む防具屋に向かう一行だか、そこにもルディアルが求める鎧はなかった。


途方にくれるルディアルだったが、リリアの勧めで魔法ギルドに向かう事にした。


そこで、ルディアルは信じられない鎧を見る事になる。

「まぁ…胸を守ってない鎧なんて普通ないわよね」

防具屋を追い出された俺たちは、街の広場で休憩していた。


「いっそのこと、ウィザードのローブとかどうです?」

「なるほど、それなら露出度は高くなりますね」


え!?そうなの?

俺は思わずウィザードのリリアさんを見る。


「わ、私は天才だから露出する必要はないんです!」

リリアさんは手と顔だけしか露出していない。


「私達、魔法職は出来るだけ肌を出した方が空気中のマナの吸収効率が良くなるのですよ」

説明してくれるクラリスさん。


「ピンチになったウィザードが服を破り捨てて敵を倒す物語は吟遊詩人の定番だしね」


北◯◯拳のケ◯シ◯ウのように怒りで上半身の衣服を弾き飛ばし魔法を撃つリリアさんの姿を連想してしまった。


「絶対やりません!」

ツンと横を向いて膨れるリリアさん。可愛い…


「でも魔法使いのローブはいいアイディアね。とりあえず魔法ギルドに行ってみましょう」



俺達は荷馬車が行き交う街の中心地にある魔法ギルドに向かった。


魔法ギルドに入ると

「あ、リリアじゃない!久しぶり!」

美人のギルドの受付嬢のお姉さんがリリアに声をかけてきた。


「お久しぶりです。今日はこの人のローブを買いに来ました」


「………。」

俺を見て固まる受付のお姉さん。

天使ってバレた!?


「セレナさん!?」

受付のお姉さんの肩を揺さぶるリリアさん。


「はっ!?あ、いえ…綺麗な方だなってつい見惚れてしまいました」

「あ、ありがとうございます」

みりょく75万だからな…自惚れじゃなく美人だよね俺。


「そ、そうですね…この方に似合うドレスなら」

「いえ、ドレスじゃなくローブで」


奥のクローゼットから何種類かのローブを持ってきてくれた。


「これなんてどうですか?マナ吸収効率を限界まで高めた一品ですよ」


セレナさんと呼ばれた受付嬢が広げたローブはマイクロビキニとマントの組み合わせだった…


どう見ても痴女です。リリアさんやクラリスさんが着るなら大歓迎だが、自分が着るのは遠慮したい。


「も、もう少し露出を抑え気味で胸の谷間が出ればいいですから」


「あら、せっかくの美人さんだからギリギリを狙うべきだと思うですけどねぇ」


色々見せてもらって、最終的には肩と谷間が露出し、スカートは腰までスリットが入ったストラップレスドレス風ローブにした。


ちなみにクラリスさんはレザー素材でできた黒のボンテージ風ローブを買っていた…

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