ドワーフの防具屋
嵐のような一夜が明け、ルディアルは防具を買う為ドワーフの店を目指す。
「よし、今日新メンバーのルディの装備を買いに行くわよ!」
「「「おー!」」」
ハードな四人同時プレイの夜が明け、俺の装備を買いに行く事になった。
最強装備の見習い天使の鎧は目立ちすぎて私は天使ですと宣伝しているようなもんだ。
騒ぎを起こさない為にも普通の格好をしたい。
「まぁ狩場に着いたら、結局着替えるから安物で良いわよね!」
「そうですね…あ、でも胸元が開いた鎧がいいです」
「あら、意外と大胆なのね」
「ち、違います!アイテムボックスの出し入れ口が胸元なんです!!」
「ア、アイテムボックス!?」
「容量は、もしかしてむ、無限とか?」
やっぱりこの世界でもアイテムボックス持ちは珍しいらしい。
スボッ
「ひょぇぇぇ!」
いきなり胸の谷間に手を突っ込んでくるリリアさん。
「ムッ、素手だと普通ですね…ではこうすると…」
朝食のバナナを俺のおっぱいに挟む。
シュッ
「「「おぉー」」」
おっぱいの間にバナナって…
「私のバナナ返してください」
自分で入れたくせに…
俺はバナナを取り出す。
モミモミモミ
「ひょぇぇぇ!」
あろう事か、胸の谷間のバナナを俺のおっぱいで擦り上げる
「不思議です…」
ズルっ
「ひゃぁぁぁ!!」
バナナを引き抜かれた。
「んふふ、何故かイケない想像してしまいますね」
クラリスさんの目つきがヤバイ…今夜は胸をオモチャにされそう…
宿屋を出て、石畳の道を歩き防具屋を目指す。
あっドワーフだ!!本当にドワーフの姿をしてる!!生で見るドワーフにテンションが上がる。
「ほら、もうすぐ防具屋よ」
鍛冶工房と一緒になった防具屋だった。
「ここは名工のドワーフのお店でフルプレートアーマーからライトアーマーまでなんでもあって、冒険者の難しい要望にも答えた鎧を作ってくれる名店なのよ」
「ほぇー」
ゲームでは何度も防具屋に行ったが…
こうして本物の防具屋に入れる感動は異世界ならではだ。
俺たち四人は店に入る。
「ごめんくださーい」
「おう!どんなの鎧が必要なんだ?なんでもあるぞい」
髭もじゃのこれぞドワーフの職人!と言った親父がカウンターにいた。
俺の初防具屋デビューだ!
「あの…胸の開いた鎧ください」
「帰れ!」
俺の初防具屋デビューは終わった。
店を追い出されてしまった…




