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終章

偶像天使ルディアルによってベルゼブブは堕ちた。そして王国で新たな歴史が始まる。

ベルゼブブとの戦いから1ヶ月。

いつもの日常が戻ってきた。


俺は日課の散歩。いや歩かないから散飛か?

民の安寧を祈るフリをしながら街の上を飛ぶ。


今では俺を見ようと各国から多くの旅人や貴族の方々がやってくる。


いつものようにそんな彼らにエフェクトだけは立派な劣化ヒールをばら撒く。

最近知った事だが、俺のヒールには持続性があるらしい。


効果は1週間ほど続き、通常のヒールでは治せない持病をじわじわと時間をかけて治す。

それがこの立派なエフェクトの正体らしい。


一通り街を飛び、王城に戻る。

ちなみに今は俺の頭の上に天使の輪はない。

あえて外して器械天使liteに戻っている。


なぜかと言うと…

アイドル天使はみりょくが高すぎるからだ。

最初は100万だと思っていたが、良く桁を数えると1000万だった。


俺に慣れていない一般人がこのみりょく1000万を浴びると硬直したり失神したり狂ったストーカー化する。


下手すると集団暴徒化してしまう。

なので普段は使い勝手が良い器械天使liteパックを使っている。


色々便利なアダルトグッズを作ったりできるし。


「ルディお姉様!」

ノエルさんとレイラさんを連れ俺の元に駆けてくるマリアちゃん。


「今夜もお姉様の子宝の種をください」

俺に甘え抱きつくマリアちゃん。


「えぇ、今夜もファーラスト様にアレをつけて貰いますね」

アレとはアレだ。

最近は夜伽する時、俺はフタナリになる。

マリアちゃんにこの国の後継者を産んでもらうためだ。


もしマリアちゃんと俺の子ができたら、その子の子々孫々、血が途絶えるまで見届けるつもりだ。


「私達もルディアル様の子が欲しい…」

ノエルさんとレイラさんもおねだりしてくる

王位継承権になんか問題出てきそうな気もするけど、断る気は無い!


と夜の約束をして自分の執務室に行く。

執務室といっても俺の仕事はない!!

ビバ!ニート!!最高!!!


たまにお偉いさんと面会するぐらいだ。

「お久しぶりですルディアル様」

「お久しぶりですね。カルディナさん」

魔王国騎士団長の暗黒騎士のカルディナさんだ。


ベルゼブブ戦後の魔王国とルシファさんの近況報告を聞く。順調に進んでいるそうだ。

何かあったら全力でバックアップすると約束して別れる。


もう一人、面会予定の人物がいたが、やってこないので自室に戻る。

するとベット上に面会予定の人物が寝ていた。


シーツを引っぺがす。

セリナは全裸だった。


「聖女セリナ、面会は執務室のはずでしたよ」

「ふひひ、サーセン」

俺がアイテム売買スキルで買ったマンガで覚えたセリフで謝るセリナ。


「そちらは変わりませんか?」

「勇者さんも天使様も旅に出たままですぅ」

勇者エミリナと元堕天使リリネルはなぜか意気投合し二人で武者修行兼世直しの旅に出たらしい。


「国もファーラスト信仰からルディアル様信仰に宗派変えする信者が出てきましたが問題ありません」


俺を信仰してくれる人が増えるのは嬉しいが特典は特にないぞ!?


「そうですか…てなぜスカートに潜り込むのです?」

「ふひひ、久しぶりにイチャイチャしたぁい」


スカートに潜ったセリナの顔面を両足で挟みベットに押し倒してむちゃくちゃヤッ………



「ふぅ…すっきり」

ベット上で甘えてくるセリナ。


「ルディ、入るわよ!」

ドアをノックして入ってくるアリシアさんとリリアさんとクラリスさん


3人は天使直属の騎士として俺の代わりに人の手に余る問題を解決してもらっている。


フレームアーマーを着た3人を倒せる人間はいないだろう。安心して任せられる。


「予想通りヘビモスが暴れていたわ」

「被害は?」

「負傷者が多数出たけどクラリスが治療したわ」


「良かった」

一安心だ。死者が出ると生き返らせるかどうか揉める。

俺は生き返らせたいが、誰彼構わず生き返らせると過去のファーラストと同じ過ちを繰り返す。


「ところでルディ…スカートの中に誰がいるのです?」

「ふひひ」

スカートから顔を出すセリナ。


この後、アリシアさんとリリアさんとクラリスさんにベットの上に押し倒された。




次の日の朝。

神聖協会が俺を呼んでいると言うので行ってみる

「天使様!お願いします!!どうかファーラスト様の代わりにイーリス様をお連れしてください!!」


奥の方でポテチを齧るファーラスト。

「このままでは神に対する信仰が薄らいでしまいます!!」

ポテチをバリバリ齧る女神と食べこぼしを掃除するシスター達。


うん、たしかにあんな駄女神を見ていたら信仰なくすわ。


「イーリス?そうね…彼女もそろそろ復活する頃ね」

爆弾発言をするファーラスト。


「ほ、本当ですか!!」

驚く司祭アーデル。

「彼女もここに連れてきてよ。多分聖域に独りで寂しい思いしていると思うから」


俺を見るアーデル。

しょうがない。イーリス様を探しにいくか!


俺はリリィフラワーを招集する。

「みなさん!女神イーリス様を探しに行きます!」

「「「「「「おーーーー」」」」」


こうして天使になってもメンタル弱すぎな俺はアリシアさんクラリスさんリリアさんマリアちゃんノエルさんレイラさんセリナにデビアス、ルシファさんに助けられてなんとか天使を続ける。みんなが笑顔でいられるように……fin

最後まで読んでくださりありがとうございます!

ここでひとまず完結しますが、新たなエピソードなど書きたい事ができたら続編を書くかも知れません。


とにかくありがとうございました!

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