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全滅

ベルゼブブのウィルスに侵され立ち上がる事も出来ないルディアル。傷つき倒れていく仲間達。


最後の一人になったマリアはルディアルの逃走時間を稼ぐ為、死地に向かった。

「うふふ…逃がさないわよ」

ナイトのボンネットの上に降り立つベルゼブブ。


「アイ!フルブレーキ!!!」

[了解]

ガギャギャギャ!


わずか1メートルの距離で、時速100キロのスピードから完全停止するナイト。


ドサドサ!


ナイトのボンネットの上から落ち、地面を転がるベルゼブブ。


「くぅぅっ!」

強烈なマイナスGを全身に受け、うめき声をあげるアリシアさんとノエルさん。


「加速!!ベルゼブブに体当たり!!!」

[了解]


ガツ!!!!

ナイトの体当たりを受け止めるベルゼブブ。


ギャギャギャギャ!!

リアタイヤが空回りする。


「ふふふ」

ナイトのフロントバンパーを掴みフロント部分を持ち上げるベルゼブブ。

「あはは」

フロントガラス越しにベルゼブブと目があった。

笑うしかねぇ。


「そぉれぇ」

ドサドサ!

ナイトをそのまま横倒しにされ横転してしまう。


「イテテ」

助手席から車外に這い出た俺の首を捕まえ、吊るし上げるベルゼブブ。


「ぐぅぅぅ!!」

必死にベルゼブブの腹や横腹を蹴るが

[ダメージ0%]

と表示されるだけだった。


「うりゃぁぁぁぁ!!」

「たぁぁぁ!!」

ノエルさんのアリシアさんの連携攻撃。


わずかに怯むベルゼブブ。

器械天使のバックアップ機能のほとんどが停止したフレームアーマーで戦うアリシアさん達。


そこにラン◯ルで駆けつけるリリィフラワーのみんなと勇者エミリナ。聖女セリナ。元堕天使のリリネルに駄女神のファーラストに魔王ルシファさん。そして教皇デビアス。


さらに魔王軍、王国軍、神官騎士団が駆けつけベルゼブブを魔法と剣戟で押し返す。


それでもベルゼブブが腕を振るうたびに騎士達が宙を舞う。


なんとかしなければと思うが…

身体に残ったベルゼブブのウィルスのせいで立ち上がれない。


「お姉さま…逃げてください」

俺をお姫様抱っこするマリアちゃん。そしてひっくり返ったナイトを足で蹴り上げ元に戻すと、俺をドライバーシートに座らせる


「アイさん。お姉様を安全なところに連れて行ってください」

[了承]


その返事に微笑みを浮かべるマリアちゃん


「待って!!まだみんなが!!」

マリアちゃんを残して動き出すナイト。


バックミラー越しに戦場に走り出すマリアちゃんの後ろ姿が見えた。




◇◇◇◇◇ マリア視点◇◇◇◇◇


お姉様をナイトで逃した私は戦場に駆けつけた。

「な、なんて事…」


精強な王国騎士団があっちこっちで傷つき倒れている

まだ戦っているお父様達も満身創痍だった。


それでもフレームアーマーを着たリリィフラワー達を有利に戦えるようにサポートをし、時には盾になり戦い、倒れていく。


「うわぁぁぁ!!」

私もお姉様に頂いたフレームアーマーでブーストされた拳をベルゼブブに叩き込むが、ダメージがほとんど通らない。


お姉様がいないと、私はこんなにも弱いのか…

魔王さまも魔族も騎士団も倒れ、女神様も倒れ、勇者様も倒れ、リリィフラワーのみんなも一人、また一人と倒れ…最後は私だけになった。


「マ、マリア…に、逃げろ…」

「お父様!!」

父も血塗れで大地に伏していた…


「んふふ、さぁ貴女が最後よ」


お姉様…どうかご無事で…

10秒でも1秒でもお姉様が逃げる時間を稼ぐ!

私は最後の力を振り絞って構える。


その時、私の耳に音楽が聞こえてきた!?

この音楽は…私がテープに録音したタ◯ボ◯イ?

一体何処から?


良いねブックマありがとございます^_^

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