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百合の花!?

アリシア達に天使だとバレてしまったルディアル。


逃げる事も叶わず、三人が泊まる宿に連れ込まれてしまう。

「ねぇ、ルディさん!私達のPTに入らなぁい?」


アリシアさん達に誘われて、ギルドの通りを挟んだ向かい側にある冒険者達の宿と言う宿に泊まる事になった俺。


この宿の一室をアリシアさん達のPT [lily flower]リリィーフラワーの拠点として借りているそうだ。


あ、ルディと言うのは俺の偽名だ。

さっき決めた。


「でも、私…ヒール数回しかできないし…」

ギュッと俺の両手を握りしめ勧誘してくるアリシアさん。


「大丈夫よ!ルディにはタンクをお願いしたいの」

俺をベットに座らせ、さらに顔を近づけて勧誘してくるアリシアさんに思わず赤面してしまう

(うぅ、こんな美人にお願いされたら断れない)


「ルディの防御力は一級品。盾役にぴったり」

俺の右横に座り勧誘してくるリリアさん。

さりげなくない胸を押し付けてるような気がする。


「それにぃ…ルディは…女の子が好きでしょぉ?」

俺の左横に座り、耳元で囁くように危ない発言をしてくるクラリスさん。


「あの、その…まぁ嫌いじゃないです…」

こんな美人三人に密着されたら、り、理性が…


「私達なら、ルディの秘密を守る事だってできるし…人間のフリをするなら、人間の協力者がいた方が良いんじゃないかしら?」


(思考5秒)


ううう…たしかにその通り…PTに入ることによるデメリットはないと思うし…天使様も自由にしていいと言っていたし…


「仲間にしてください」

「「「やったー」」」

三人に抱きつかれ、そのままベットに押し倒される。


「仲間になったのだし、お互いの事をもっと知り合いましょう…」

するっと神官服を脱ぐクラリスさん。

その服の下には、


それは下着と言うにはあまりにも凶悪すぎた。

神官が着ていいようなデザインの下着ではなかった。

少なくても優しくておっとりしたお姉さんのイメージのクラリスさんが着ていいようなものではなかった。


「さ、あなたも全てを晒け出してください」

俺の両腕にガシッと抱きつくアリシアさんとリリアさん。そして…

「「ふーーー」」

左右から俺の耳に暖かい吐息を吹き込む。


ヤバイ!このPTクラリスさんのハーレムパーティだ!!

PT名からして百合の花だし…この人たち、そう言う趣味の人達だ!


「さぁ、その鎧を脱ぎなさい!」

「は、はいぃぃ」

俺はクラリスさんの女王様然とした命令に逆らえず、見習い天使の鎧を解除してしまった…

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