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緊急女子会は木陰の下で行うようです。

最後。今日の投稿終わり。

と思いましたが人物紹介してから終わります。

授業が終わり午後の時間までの昼休憩。俺は隠密と気配遮断、偽装を用いて奏、裕貴、先生(鈴木優里奈)、小林、小早川が集まった木の上にいた。もちろん、男子たちには退場してもらっている。まぁ妹ちゃんは相変わらず零士にベッタリですが。


「それで、あなたは谷津星奏君なんですか?」

「はい…。」


あぁ、もちろん彼女?たちは日本語での会話なので周りに何を話しているかはわからない仕様になっています。ここ大事。


「き、気持ち悪いですよね。お、俺今まで一人だけ生まれ変わったって思ってて、しかも性別が違くて、よくわからない内にどんどん姿もそれらしくなって不安ででもしょうがないだって思ってて、でも、教室にはいったらナツメのバカみたいな生徒がいて、あれもしかして俺の他にもこの世界に知り合いいるのかなって思ったら余計不安になって、そしたら久しぶりに日本語聞いたから嬉しさと不安が一気に押し寄せて、お、おれ…。」

「それ、解る。」

「わかんねぇよ。」

「確かに私達じゃあわからないけど、シャティなら…ねぇ?」


理解されないと思ってた奏にとっては意味がわからないよな。俺も女神が何を考えているのかわからん。でも、確かに仲間意識って大事だと思う。同じ境遇がいると安心感って半端ないもんな。


「とりあえず、みんな自己紹介しようぜ。」


公爵麗女が突如として淑女らしからぬ態度になったからか目がキョトンとなっている奏を放っといて近くの先生から自己紹介が始まる。で最後に裕貴が前世の名前を名乗った所で、奏の目が大きく見開かれたし、手を口で抑えて小刻みに震えている、涙も出始めた。


「え、え?え!?」

「良かった…俺だけじゃなくて。」

「ゆ、裕貴なのか。」

「そうだよ〜。お前と同じ性別違いで生まれたんだよ〜。」

「……。」


ブアッって表現が正しいかった。かったというのは、俺がもうあの木の上にいないということだ。何か精神的なものがあればフォローするつもりだったが、裕貴と先生もいるんだし多分大丈夫だろう。それよりも教室の方で動きがあったみたいだからそちらに監視を移しに来た。

まぁ、予想はだいたいできる。


「レイ、あの女子は誰だ!!」

「女子って誰のこと?」

「しらばっくれるんじゃねぇよ。裕貴の隣りにいた女子だよ。あれが誰だと聞いてるんだよ。も、もしかしてかな___」

「わからないよ。僕の鑑定でも前世名までは見れないから転生者だったのはわかるけど、どこの誰かまではわからないよ。それにもし君の言う人だったとして散々裕貴をコケにしてた人がまさか…。」

「ち、ちげぇし!!あの女が知り合いに似ていたから聞いたまでだ。勘違いならそれでいいんだよ。失礼したな!!」


ほう。ナツメ君は満更じゃないんだね。しかしマイナススタートの君が彼を落とせるかは至難のわざかもしれないよ。


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