番外編 ジュリアの成長
今回ジュリアについての物語です。
わたくしは、ジュリア・フィル・エレバス。エレバス王国の第1王女である。現在16歳。王城でのびのび楽しく暮らしている。しかし少し前は、こんな感じではなかった。あの人のおかげで今の生活があるのだ。
わたくしは、生まれた時から病弱だった。医者や治療士のおかげで一命を取り留めた。小さい頃は、病弱な影響ですぐに体調を崩しやすかった。長く風邪をこじらせていた。体調が良くてもベッドで過ごすことが多かった。お父様やお母様は、仕事でお兄様も勉強や剣術の稽古であまり来られなかった影響で少し寂しい想いをしていた。そんな時毎日遊びに来てくれたのが
「ジュリアさま。あそびにきましたよ。」
「レイナさま。」
宮廷魔術師レパード・マジカスの孫レイナ・マジカス。当初8歳。唯一の友人だった。わたくしより2つ上で少しお姉さん的存在だった。レイナは、本を読み聞かせしたりお茶をしたり魔法を見せて楽しませていた。たまにレパードの仕事部屋にも行くようになった。レパードもレイナとジュリアに魔法を見せて楽しませていた。レイナと過ごしている時は、まるで病気が治っているように感じた。楽しかった。
そんな時お父様からある提案をされた。
「ひしょちでりょうよう?。」
「医者から暑い時期は、涼しい地域で過ごした方がいいと言われたのだよ。」
話をまとめると暑い時期は、北の涼しい地域つまり避暑地で過ごすという療養という事だった。今まで夏の時期は、涼しくしていたが体があまりよくなかった。でも避暑地に行くとしばらくは、家族に会えないのだ。でもわたくしの健康を考えての事なので行く事になった。その後レイナからプレゼントをもらった。大きなウサギのぬいぐるみだった。
そしてメイドや使用人や医者と共に療養する別荘に向かった。涼しい地域なので快適に過ごせた。けど外ではあまり遊べなかった。涼しい地域とは言っても夏なので体に良くないとの事だった。部屋で本を読むかぬいぐるみで遊んで過ごした。時期から秋になってから王城へと戻った。その繰り返しを続けた。しかし15歳の時変化が訪れたのだ。
その時も避暑地で療養していた。ある時部屋から外を眺めていた。すると辺りを光が通りすぎたのだ。
「今の何かしら。」
最初は、気にも留めなかった。しかし次の日。朝起きたら異変に気がついた。いつもより体が軽くなっていた。
「あれ何だか体が軽いわ。」
外へ出てみた。いつもなら外へ行くとくらくらするのにその感じもなかった。まるで最初から病気がなかったようだった。そして少し試しに走ってみた。すごく速く走れた。外を走り回っているとメイドが止めに来た。皆困惑していた。医者の診断で療養の必要がなくなるまでに回復していた。不思議がっているとお父様から手紙が届いた。最近王国で流行り病が流行してい事。お父様も病で倒れてたこと。。そしてお兄様が隣国のデリマール王国から婚約者を連れてきた事。そしてその婚約者が伝説の聖女という事だった。名前は、グレース・シャルロット。シャルロット公爵令嬢。デリマール王国の聖女候補だったが偽物扱いを受けお兄様が連れてきたのだ。グレース様が流行り病に苦しむ国民のために祈りを捧げたらいし。そのおかげで流行り病が消えたのだ。その時全ての謎が解明した。わたくしの体もグレース様の祈りでよくなったという事だった。それから医者と相談して様子を見てから王城へと帰ることになった。
そして療養を終え王城へと帰ってきた。すごく嬉しかった。避暑地に行かなくてもいいと言うことやわたくしに姉が出来ることが楽しみだった。
それから婚約者お披露目の夜会でわたくしの帰還も報告された。いろんな貴族から声をかけられた。夜会に参加するのは初めてだった。ほとんど子息の方から声をかけられることが多い。いずれお兄様のように婚約者を決めなくてはならない。でもあまりしっくり来なかった。後日両親と話し合った。
「この間の夜会でたくさんの方から声をかけられていたが誰か気になる人は、いるのか?。」
ジュリアは、うつむきながら
「あまりしっくりきませんでしたわ。」
「そうなの。いろんな人からジュリアを婚約者にって声をかけられたのだけど。」
貴族と関わりが少ないのでジュリアには、難しいのだ。ある時ジュリアは、グレースとお茶をしていた。その時の会話が
「グレースお姉様は、お姉さんとお兄さんがいるのですか。」
「はい。ティリーお姉様とケビンお兄様。お姉様は、ルイバート王国のディオーネ公爵家に嫁ぎました。お兄様は、双子で跡取りです。」
いろいろ聞くうちにケビン様にお会いしたくなった。どんな方なのか想像するだけで楽しかった。グレースお姉様の結婚式に来ると聞いたので待ち遠しかった。結婚式を見ようとシャルロット公爵家の皆さんが訪れた。その時初めてケビン様をお会いした。聞いていた通り双子のためグレースお姉様と瓜二つだった。しかし結婚式の準備などでお話は出来なかった。
結婚式後の夜会。夜会でもジュリアは、貴族の子息からダンスの誘いがたくさんあった。ジュリアにとって少し迷惑だった。大広間を移動しながらケビンを探していた。ケビンは、1人で隅の方でいた。すかさず声をかける。話をしてお互いにまだ婚約者がいないことが分かった。ケビンも縁談がいつかあるがあまりしっくりきていないようだった。
「相手の方は、評判が悪いのですか?。」
「病気が悪くはないけどおそらく公爵という地位が狙いだと思う。だからあまり乗り気ではないのだよ。」
「大変ですね。」
「ある意味お互いにな。」
その後少しお話をした後一緒にダンスをした。ジュリアにとって楽しかった。そして夜会が終わりシャルロット公爵家の皆さんは、翌日帰っていった。
ジュリアは思った自分は、ケビンの事が好きなことが。
次回ケビンの成長と恋物語。




