表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

17/24

幸せと祝福の結婚式

いよいよ結婚式のお話です。

グレースは、すやすや眠っていると


「グレース様おはようございます。」


アンリ達の声で目を覚ました。寝起きなのでぼーーっとしている。


「グレース様急ぎますよ。早く準備をしなければならないので。」


そうだ今日は結婚式だ。ベッドから出てお風呂に入る。アンリやオリビアそして他のメイド達が準備を進める。ドレスを着てドレッサーの前を座る。アンリが髪をとかしアレンジをしていく。オリビアがメイクをしていく。15分位して


「出来ましたわ。グレース様美しいです。」


鏡に映る自分を見てグレースは、


「ねぇ少し派手じゃないかしら。」


少し恥ずかしくなった。


「そんなことは、ありませんわ。」


メイド達は、少し盛り上がっていた。



あちこちであわただしくしていた。朝から料理の仕込み警備の最終確認などなど。すると大聖堂では、結婚式を見ようと続々と貴族が訪れてきた。グレースは、控え室で少し緊張していた。


「グレース様大丈夫ですか?。」


「少し緊張してしまって。」


オリビアが心配そうにしていた。するとアンリが


「グレース様大丈夫ですよ。リラックスしてください。」


アンリは、必死で励ます。グレースは、少し笑顔になり


「ありがとうアンリ。」


するとノックする音が聞こえる。アンリが確認する。するとレイナとルルがやって来た。


「すみませんグレース様。ルルがどうしても会いたいと言ったので。」


ルルはグレースに近づき


『グレースのことだから緊張していると思って様子を見にきたのだ。』


「そうだったの。ありがとうルル。大丈夫よアンリに励まされたから。」


ルルは、アンリの顔を見て


『さすがアンリだね。』


「ルルこそ。わたくしは、長い付き合いですからね。」


少し雑談を楽しむ。それからレイナは、ルルを連れ去って行った。しばらくしてからジークがやって来た。


「グレース綺麗だよ。」


頬を真っ赤にしながら


「ありがとうございますジーク様。」


「さぁ時間だ。そろそろ行こうか。」


「はい。」



こちらは、エレバス大聖堂。いよいよ結婚式が始まろうとしていた。ウィルソンやメイザルやジュリアやシャルロット公爵家の皆。デズモンドやセオドラ達。レパードやマークそれからバートンとビーガンも参列している。レイナは、ルルと一緒に見守る。ディオンの合図で扉が開く。グレースとジークが入場してきた。皆グレースの美しさにうっとり。


「ジーク・フィル・エレバス。汝は、この者を妻として愛を誓いますか?。」


「誓います。」


「グレース・シャルロット。汝は、この者を夫として愛を誓いますか?。」


「誓います。」


「この2人を夫婦と認めましょう。誓いの口づけを」


グレースとジークは、口づけをかわす。それと同時に大聖堂全体に拍手が起きる。


「おめでとうございます。」


「ジーク殿下グレース様おめでとうございます。」


たくさんの祝福に


「たくさんの祝福嬉しいわ。」


「そうだね。」


グレースは、グレース・シャルロットからグレース・フィル・エレバスとなった。エレバスの皇太子妃すなわち未来の王妃様だ。それに答えるように手を振る。それから2人は、馬車に乗り町をパレードをする。平民達がたくさん集まり祝福をする。


「ジーク殿下グレース様。おめでとうございます。」


手を振りながらパレードをする。



そして夜になりお祝いの夜会となった。グレースは、自室で準備をしていた。アンリ達が忙しく動いていた。夜会のドレスに着替え髪やメイクを直す。


「グレース様美しいです。」


「ありがとう。」


「ウェディングドレスも素敵ですけとこちらのドレスも素敵ですわ。」


こちらでも盛り上がった。



大広間では、貴族達がグレース達の到着を待ちわびていた。


「グレース様美しかったわ。」


「ジーク殿下も綺麗でしたわ。」


あちこちから2人を褒めていた。すると大広間の扉が開きグレースとジークが入場していた。拍手で出迎える。そして夜会が始まった。最初にグレースとジークがファーストダンスを踊る。躍り全てが美しかった。それから貴族達に挨拶をする。


「ケビン様ですよね。」


ケビンが1人でいるとジュリアが声をかける。


「確かジーク殿下の妹さんでしたよね。」


「はい。ジュリア・フィル・エレバスです。」


「ケビン・シャルロットです。」


「よくグレース様から話を聞いています。ケビン様は、シャルロット公爵家の跡継ぎですよね。」


「はい。」


「婚約者の方とかいるのですか?。」


ケビンは、恥ずかしそうに


「いえまだです。少しの間ルイバート王国で暮らしていたので夜会などには参加していませんでしたから。ジュリア様どうなんですか?。」


「わたくしもまだいませんわ。避暑地で療養していましたから。グレース様のおかけで元気になって戻って来ましたの。」


2人で楽しくおしゃべりをする。グレースとジークは、挨拶の合間に2人で話をしていた時


「あらあれはお兄様とジュリア様。」


ジークは、グレースの言う方を見るとケビンとジュリアが一緒にダンスを踊っていた。


「楽しみですね。」


「そうだね。ジュリアは、ずっとケビン様に会いたいと言っていたからすごく嬉しそうだ。」



ジークとグレースは、エレバスの未来の国王と王妃として新たな一歩を歩もうとしていたのだ。

本編は、今回で完結です。次回は、番外編です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ