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光輝く王国の大地

今回は、争いが終わり王国のこれからのことの話です。

デリマール王国からデズモンドが駆けつけた。ベルモンド達は、デズモンドが率いてきた騎士に拘束されていった。中でもダリアは、最後まで駄々をこねていた。


「何故わたくしを捕えるのですか。わたくしは、悪くないですわ。」


デズモンドが呆れながら


「何一つ反省していないからだ。それにすでに君のオーガスト男爵家は、取り潰しが決定している。」


ダリアは、デズモンドを睨み付けながら


「そんなことをしたらわたくしは、貴族じゃなくなってしまうわ。」


「すでにオーガスト男爵も拘束した。」


暴れながら連れていかれた。


「ジーク殿下この度はまことに申し訳ありません。国王としてお詫び申し上げます。」


いきなり土下座をして謝った。慌ててジークが


「顔を上げてください。あなたのことは怒っていませんから。」


デズモンドは、立ち上がりグレースに


「グレース嬢。迷惑をかけてすまない。」


グレースは、首を振り


「本来なら国際問題ですが国王陛下やセオドラ殿下達に免じて許します。」


「ありがとうございます。」


すると馬車からセオドラとビーガンが降りてきて


「グレース様。お久しぶりです。」


「セオドラ殿下。」


「この度は兄がとんでもない無礼をしてしまい申し訳ありません。」


深々と謝罪をする。デズモンドが


「次期国王は、セオドラに指名してあります。」


「セオドラ殿下。頑張ってくださいね。」


セオドラは、笑顔で


「はい。未来の国王として頑張ります。」


その光景を見ていたビーガンが


「グレース嬢。お久しぶりです。」


「ビーガン様。」


グレースは、顔がひきつる。それもそのはず。偽物扱いを受けたからだ。しかしいきなり土下座をしてきた。


「グレース嬢あの時は、申し訳ありませんでした。」


グレースは、少し慌てる。


「自分が間違っていました。兄上の才能に嫉妬してベルモンド殿下に協力してしまいました。昔エレバスの友人に話わさを聞きました。エレバスの伝説についていろいろ。今まで忘れていました。部屋から本が見つかった時後悔しました。」


「ビーガン様。」


声をかけようとした時


「ビーガン・リバイヤ様ですよね。」


レイナが近付いてきた。


「えっとあなたは?。」


「わたくしは、レイナ・マジカス」


「マジカス。まさか君は、レパードの」


「わたくしは、レパード・マジカスの孫です。お祖父様からあなたのことをよく聞いていました。」


「そうか。」


ビーガンは、うつむきながら答えた。それから王城に移動した。デズモンドがウィルソンに謝罪をする。ウィルソンは、気にしていないと答える。その後グレースは、アンリ達に怒られた。危険なことをしないように注意を受ける。ビーガンは、レパードと再会をした。


「久しぶりだなビーガン。」


「レパード元気そうで何よりだ。」


ビーガンは、少し気まずそうにしている。


「大体は分かっている。自分の過ちについてだろ。」


「ぶっちゃけの話お前と会っていいのか分からなかった。」


レパードは、ビーガンの肩を叩き


「自分は、あまり気にしていないから。」


ビーガンを励ます。少し笑顔になる。するとレイナがある人物を連れてきた。ビーガンは、同様する。


「兄上。」


「ビーガン。」


連れてきたのはバートンだった。


「兄上申し訳ありませんでした。」


深々と謝った。バートンは、ビーガンに近づき


「お前がいつの日か自分自身の過ちに気づいて欲しかった。あの頃のことを思い出して欲しかった。時間は、かかったけど思い出してくれて良かった。」


バートンとビーガンは、泣きながらお互いに仲直りができたのだ。


そしてこれからのことを話し合った。


「デリマール王国の大地をどうするかだが。」


デズモンドが語る。


「聖女は、めったに誕生しないからなぁ。」


バートンが悩む。


ジュリアが質問した。


「グレースお姉様の祈りではダメなのですか?。」


「グレース様すでにエレバスの聖女になった。だから簡単にはいきません。」


レパードが指摘をする


「うーーん。難しいですなぁ。」


ビーガンが言う。


「いつでも聖女の力が使えればいいのですけどね。」


セオドラが言う。


「いつでも使える。」


グレースは、その言葉に何かをひらめく


「いい方法がありますわ。」


皆がグレースの方を見て


「本当に。」


「はい。デリマール王国にも聖女の木を植えればいいのですわ。」


デズモンドとセオドラとバートンとビーガン以外は、すぐに理解をした。


「確かにその方法ならうまくいく。」


『グレースよ。いいアイデアじゃ。』


『アリーシャ様。』


『すぐに準備をした方がいいですね。』


『すぐに精霊の谷に行くぞ。』


そう言うとアリーシャの魔法で皆がワープした。デズモンド達は、精霊の谷に見とれている。


「すごい。美しい。」


妖精が苗木を運んできた。


『グレース今からこの苗木に我の魔法とそなたの祈りの力を与える。』


グレースは、頷く。アリーシャとペルナスとユリーネそしてグレースは、苗木に力を与える。苗木から光が溢れていた。

苗木をデズモンドに手渡す。


「デズモンド国王陛下。これを聖なる地である北の草原に植えてください。そうすればデリマール王国は、救われます。」


グレースから苗木を受け取ると


「必ず植えます。」



そしてデリマール王国へと帰っていた。それから3日後。デズモンドとセオドラとマリーナそしてシャルロット公爵家の皆で聖女の木を植えに行った。苗木を植え水をあげた瞬間木が光輝き王国全体に光が大地に伝わった。すると枯れていた大地に植物がよみがえっていた。枯れていた湖も水がわき出て復活していった。流行り病にかかっていた国民達は、次々に回復していった。



王国全体をつつんでいた雲が晴れ太陽の光が射し込んでいったのだ。


次回平和になったデリマール王国のことやその後の日常についてです。

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