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異世界での訓練

とりあえず、ケビンの実力牙わかったら負けよう。


「始めようぜ」

「ほう、なかなか強気だな」

「まあ、最初のやつと同じ感じで戦うけどな」

「あの戦いかたでか?あまり、おすすめはしないが」

「まあ、俺たちの世界では戦闘訓練なんて一部のやつしかやらないからな」


そう言って、木刀を軽く振った。


「その武器は?あそこに置いていなかったはずだ」

「友人が偶然持っていててな。俺のだったから貰ったんだ」

「つまり、それを使うと?」

「細工の心配か?それはないから安心しろよ」

「ふっ、細工程度で勝てるわけはないからな」

「じゃあ始めようぜ、長くなるとめんどくさいし」


俺は木刀を正眼に構えた。


「ほう、他とは違うということか」

「あいつらから毛がはえた程度だけどな」


ケビンも同じように剣を構えた。

戦場を知っているだけあってか気迫が凄いな。


「では、来い!」


俺はその声を合図にケビンへと突っ込んだ。

そして、剣道の面の形で打ち込んだ。

しかし、ケビンは半身で回避しそのまま剣を横に振った。


「ぐはっ」


俺はそのまま当たり、吹き飛んだ。


「多少は、よかったが他とほとんど変わらないな」


ケビンは俺に向かってそういった。


◆◆◇◆◆◇◆◆◇◆◆


そのあと、かろうじて動くことのできるやつを集めてケビンが話を始めた。


「とりあえず、お前たちの実力はわかった。はっきり言って新兵よりも弱いよって明後日から訓練を始める」

「なんで明日からじゃないんだ」


加藤がケビンにそう言った。


「明日からじゃ、今倒れている連中が万全の状態じゃないからだ。それに明日はお前たちにとって重要な儀式があるんだ」

「儀式?」

「ああ、勇者達はその勇者だけが使える専用武器の召喚をするらしいんだ。その儀式が明日あるんだ」


おおーと小さく歓声があがった。


「作らなくても良さそうだな」


桜井がそう言ってきた。


「刀を、か?」

「そうだよ、専用武器があるなら作らなくても大丈夫だよな」

「いや、作るよ」

「なんで」

「勇者専用の武器もそこら辺で使っていられるか」

「それもそうだな」


ケビンはそのあと、少し話をして解散となった。


「このあと、どうする?」

「とりあえず、二人と合流しよう」

「そうだな、それにこのあと飯だしな!」

「んじゃ、いきますか」


俺たちは、城に戻った。

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