異世界二日目
リアルが忙しく投稿が遅くなり申し訳ございませんでした。
城での食事は、とても豪華だった。
え?それ以外にないのかだって?
ないよ。あるわけないだろ。でも、あれだったな。中世ヨーロッパみたいな料理だったから、日本料理に慣れている身としては、新鮮だったかな。
◆◆◇◆◆◇◆◆
翌日
朝、目覚めて昨日のように豪華な朝食を食べた後訓練場にやってきた。
「俺は、王国騎士団団長のケビンだ」
「私が、王国魔法士団団長のエリックです。」
高身長で筋肉質の鎧を着た男性と、いかにも魔法使いという服を着た女性がそういった。
「これから前衛と後衛に別れて訓練をする。前衛は俺のほうで、どれぐらいできるのか俺と模擬戦をしてもらう」
「後衛の方は、私が受け持ちます」
そうすると、俺と桜井がケビンで、杉原さんとレナがエリックの方か
「じゃあ、またあとでね。2人とも」
「マガツ、サボるんじゃないよ」
「へーへー、わかってるよ」
「じゃあまたとで、杉原さんとレナ」
そういって俺たちは、別れた。
「お前はどの程度やるんだ?」
別れてしばらくしてから桜井が俺に訊いてきた。
「どのくらいっていうと訓練の話か」
「あたりまえだろ。一応、お前は夜桜無双流の継承者だろ。」
「まだ、師範代のレベルだよ」
「それでも、この中だと一番強いからな」
「この世界に刀があればな」
「大丈夫、こんなこともあろうかと木刀をもってきているのだ」
「は?何でだよ?てゆうかこうなるって分かってたのかよ」
「まさか。学校が終わったらちょっと教えてもらおうと親父さんに頼んで木刀を持ってきてたんだよ」
「それで木刀があると」
「そう」
「それでやれと」
「そう」
「ふむ」
「・・・」
「・・・」
「めんどくさいな~」
「いいじゃないか、減るもんじゃないし」
「とりあえず木刀はもらっておこう」
「おう、とりあえずお前が持っとけ。抜け出した後で、新しく作れるだろ」
「まあな」
夜桜無双流では、正式な後継者になれば自分で刀を打ちそれを自分が亡くなるまで使うという伝統がある。そのため夜桜無双流では、刀を打つための技術を教えられる。
「は~めんどくさいな~」
「でも気になるだろ」
「なにが」
「あのケビンって人がどの位強いのか」
「それは・・・まあ気になるな」
「んじゃ全力でやれよ」
話していると、訓練場についた。
「ここが訓練場だ。そこに置いてある武器の中から好きなのを取れ、そこに置いてある武器はすべて木製だから死ぬ可能性は少ないから安心して攻撃するといい」
武器が置いてあるところをみると、ショートソードを始めとした西洋刀、槍、ハンマー、盾が置いてあるが、刀をはじめとした日本のものは一本もなかった。
「これは・・・この国には刀はないな」
「なんでだ?」
俺の独り言に桜井が訊いてきた。
「ここは王国騎士団とやらも訓練したいる場所だ。ならこの国にあるすべてといっていい武器が集まっているんだ。ここに刀がなければこの国にはないと思っていい。」
「なるほど」
「そういえば、お前は何にしたんだ?」
「俺か?俺はこれだ」
そういって俺に見せたのは、バックラーとブロードソードだった。
「ほう、いい感じだな」
「まあな、けどお前だったらすぐに倒せるだろうけどな」
俺たちは武器を持ち訓練場の方へと向かった。