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ステータス

「さて、この世界では、ステータスと呼ばれる身体能力を数値化したものがある。それを見ていこうかの」

「ステータスですか?」

「そうだ、頭の中で『ステータス』と唱えれば出てくるだろう」


 そう言うとクラスメイトのあちこちから驚愕の声が上がった。


『ステータス』

「うぉ!」


 俺も唱えてみれば目の前に半透明な四角い板が出現した


ステータスーーーーーー

level 1

職業 剣神

HP 1,000/1,000

MP 700/700

筋力 1,000

敏捷 10,000

堅さ 700


スキル

刀術 level Ⅹ

槍術 level Ⅸ

格闘 level Ⅸ

暗殺術 level Ⅸ

料理 level Ⅳ

ーーーーーーーーーーーー


 何か壊れてないか?

 いや、刀術が高いのはいい、小さいときからやってるからな。敏捷が10,000ってなに?

 まてまて、これがこの世界では普通なのかもしれないな。


「ちなみに、一般人でオール100で熟練の冒険者や騎士ならオール500とあったとこだ。スキルはlevelⅤで一流だ」


 はい、おかしい。敏捷が一般人の100倍って熟練の冒険者や騎士の20倍ってそれもlevel1でって


「どんな感じだった、マガツ」

「あ…あぁ、桜井か」

「おう、どうした」

「いや、ステータスが壊れてたから」

「ほう…チートか」

「多分な」

「こっちは職業は戦士でHPと力と堅さが2,000であとは全部1,000だった」

「そうか」

「レナは?」

「あたしは、職業が弓使いで敏捷が1,500であとは1,000だった。栞は?」

「私は回復魔法でした。MPが2,000であとは全部1,000でした」

「ステータスは高くないだな」

「その代わりにスキルがすごいことになってるけどね」

「へ~どんな感じ?」

「あたしは、弓術がlevelⅣで薬作りがlevelⅢってとこ」

「私は回復魔法がlevelⅤ、火・水・風・土魔法がlevelⅢだよ」

「おぉ~、すげーな俺は剣術と楯術のlevelⅢだからな~マガツは?」

「はぁ、MPと堅さが700だった」

「それで?」

「HPと筋力が1,000だった」

「それで、それで?」

「………だった」

「はぁ?」

「敏捷が10,000だった」

「うぁ~チートだわ~、んでスキルは?」

「刀術がlevelⅩで槍、格闘、暗殺術がlevelⅨあとなせが、料理のlevelがⅨだった」

「聞きたくないんだけど、職業は?」

「剣神」

「あんた1人でlevel上げれば魔王くらい瞬殺できるんじゃない?」

「多分できるな」

「どうする?」

「何が?」

「抜け出す方法」

「そうだな。とりあえず、弱いふりをしよう。弱い勇者なら追ってこないかもしれないからな」

「分かった。そうしよう」

「あの~すみません。よろしいでしょうか?」


 ステータスで話し合っていると、横から使用人が話しかけてきた。


「はい。なんでしょうか?」

「いえ、ステータスを教えていただきたいのですが?」

「ステータスって調べられるんじゃないんですか?」

「それは、鑑定スキルがないといけないのですが極めてまれにしか現れないスキルですので」

「なるほど、それは失礼しました。俺とこいつは、戦士でHPと筋力と堅さが1,500であとは、全部500だ」

「あたしは、職業が弓使いで敏捷が1,000であとは500だった。」

「私は回復魔法でした。MPが1,500であとは全部500でした」

「分かりました」


使用人は羊皮紙に言われたステータスを書き、国王へと報告しに行った。


「こんな感じで大丈夫かな」

「大丈夫だろ」


国王へと羊皮紙が渡り、一通り目を通して俺達の方を見た


「そこの4人は、他と比べてステータスが低いな」

「そうなんですか?」

「ああ、まぁlevelが低いから大丈夫だろう」


楽観的な国王だな。


「では、今日は皆疲れておるだろうから部屋に案内させよう」


そう言うと、使用人達が近づいてきた。


「お部屋はこちらです」


そして俺達は、自分の部屋へと案内された

はい、と言うわけで主人公達のステータス紹介でした。

前回書いた魔王についてですが、主人公達のクラスメイトがlevel 80くらいになって10人くらい集まれば、普通にタコ殴りで勝てます。主人公のマガツならlevel 50くらいで魔王に1人で勝てます

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