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2回目の書庫
今年最後の投稿です。
来年もよろしくお願いします。
サタンとの会話が終わった後、いつものように書庫に訪れた。
『手際がいいな』
サタンが刀に入った状態で話しかけてきた。
「お前、その状態から喋れるのか」
『ん?喋るよ。まあ、この状態だと喋ることしかできないがな。鞘から刃の部分が出ていれば別なんだけどな』
「そうなのか」
『それで、さっきの質問なんだけど』
「ああ、昨日も同じようにやったからな。あとは、残りを調べるだけだからな」
昨日調べていなかった本棚を調べたが
「流石にもう情報はないか」
めぼしい情報はなかった。
俺は諦めて部屋へと戻った。
「とりあえず、ここで調べられる情報は無いかな」
『無いならどうするんだ』
「そうだな、友達と一緒に抜け出す算段だから抜け出す当日まで、色々試しながら待つかな」
俺は刀を置きベットに横になり、そのまま眠った。