妖刀・夜桜
久しぶりの投稿です。
俺の考える武器はやっぱり、刀だよな。
ならどんな刀にするか、打刀を基礎として俺の考える強い刀は妖刀が思いつくな。
確か、家の蔵の中に妖刀があったな。確か名前は……
「夜桜」
ボソッと呟いた言葉に反応するように魔方陣が光だした。しかし、魔方陣の光が白く光るのではなく、黒く光だした。
そして、足下から鞘に入ったままの黒い刀が出てきた。
全長は90cmで、全体的に黒く鍔が桜の花の形をしている。
鞘も黒く先端の方に桜の花びらが描かれている。
「なんだ、これ?」
俺の知っている、夜桜はごく普通の刀でこんなに黒くない。
刀を手に取るとステータス画面の様なものが出てきた。
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「妖刀・夜桜」
能力
黒炎
状態維持
憤怒の罪
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ホントになんだこれ?
疑問に思っていると能力の詳細が、出てきた。
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黒炎
地獄の炎を扱うことができる
状態維持
付与されている物の状態を最良の状態に保つ
(刃こぼれがなく、血や油の影響を受けなくなる)
憤怒の罪
世界に七つある大罪の一つ
怒りにより、力が増幅する
コントロールできないと自我を失う
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結論、チート武器決定。
折れず、曲がらず、良く斬れると言われた刀が、欠けず血糊や油を気にしなくても平気なら最強じゃん、チート武器じゃん。最初と最後のは分かんないけど。
「おう、大丈夫か?」
「ん?大丈夫だけど?」
「いや、お前の時だけ色が違ったから」
「そうか」
「大丈夫ならいいんだ。で?どんな武器なんだよ」
「そっちが教えるときに言うよ」
「わかった」
俺達は部屋へと戻った。
「さて、黒炎ってのはどんな感じなのかな」
【なんだ。お前が次の所有者か?】