エピローグ
シリアスなのを書くのは初めてなので結構文章拙いです。
気に入らん!って方はご遠慮願いたてまつりやがります。
舞い散る桜が、暖かな春の風に連れられ空を舞う。
親友との別れに涙を流す者。
新たな出会いに思いを馳せるもの。
あたりには悲しみと喜びに包まれている。
そんな中で一人の少女は誰かを探しているのだろうか。
まるで迷子になった子供の様に、その整った端正な顔を歪め、あたりを必死に見回す。
そうしている間に一人、また一人と人はいなくなっていく。
やがて少女も諦めたのか、立ち止まり、太陽のいなくなった空を見つめ、そっとつぶやく。
「桜花・・・・・」
その呟きは日の堕ちた寒空に飲み込まれてゆく。
いつしか少女の瞳には、今にもこぼれんばかりの涙がたまる。
まるで糸の切れた操り人形のように、命の潰えた羽虫のように、力なくその場に座り込んでしまう。
「桜花、桜花・・・おう、か・・・」
ついに堪えきれなくなった涙は、少女の頬を滑り落ち、コンクリートの冷たい地面を濡らしてゆく。
少女は寂しさを恨めしさで覆い隠すように、だれともなく問いかける。
「なんでなんだよぉ、なんでこんなに急に、いなくなるんだよぉ。」
嗚咽を噛み殺しながらも紡いだ少女の声は、誰にも届かない。
どうでしたか。
感想、アドバイス、注意点、いただければ作者泣いて喜びます。
文句でもうれしい・・・かな?