8 初めましての連絡
教室でしゅんとタケルと話していると、ポケットに入れていたスマホが震えた。取り出して画面を見ると、そこには見慣れない通知が。
本山りんからのLINEだ!
「っっ!」
俺は心臓が跳ね上がるのを感じた。まさか、もうLINEをくれるなんて!
画面を開くと、山本さんからのメッセージが目に飛び込んできた。
「スーさん展一緒に来てくれてありがとう! めっちゃ楽しかった!」
「来た!!」
思わず声に出してしまった。しゅんとタケルが「おいどうした!?」と俺の顔を覗き込んでくる。
「山本さんからLINE来た!『スヌーピー展一緒に来てくれてありがとう! めっちゃ楽しかった!』だって!」
俺は興奮しながらスマホの画面を二人に向けた。二人はまたニヤニヤし始めた。
「よしよし! 順調じゃねーか、りょう!」
「返信、ちゃんとしろよ!」
二人の声援を受けながら、俺は震える指で返信を打ち始めた。
「山本さんも楽しんでくれてよかった! 俺も今日めちゃくちゃ楽しかったよ! ありがとうね。また色々話そう!」
送信ボタンを押す指が震えた。既読が付いて、山本さんからの返信を待つ間、心臓がバクバク鳴りっぱなしだ。
隣で見ていたしゅんとタケルが、ニヤニヤしながら俺の肩を小突いてくる。
「よし、いいぞ、りょう! その調子でガンガン行け!」
「これでまた一歩前進だな!」
二人の言葉が、今の俺には最高の応援歌に聞こえた。
俺の返信に、すぐに山本さんから新しいメッセージが届いた。
「そうだね。ボールペンもちゃんと使ってるよー 可愛くてお気に入り!」
俺は、山本さんのメッセージを見て、思わずガッツポーズをした。
「マジかよ! 山本さんボールペン使ってくれてるって! しかも、『お気に入り』だって!!」
俺は興奮して、スマホの画面をしゅんとタケルに突きつけた。二人は俺の報告に、自分のことのように喜んでくれている。
「おいおい、りょう! もうこれは確定だろ! 次のデートで告白しちまえよ!」
しゅんが俺の背中をバシバシ叩く。タケルもニヤニヤしながら頷いている。