表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
32/53

32 怖すぎる話を聞いてしまいました。

 リードル様のことも噂も気にしない方と言われて考えてみるも、この人だろうかと思い浮かぶ人は1人もいなかったアーリエアンナは、素直に尋ねることにした。


「その条件に該当しそうな方は、思い浮かびません。もしかして、私は知らない方ですか?お母様のお知り合いとか?」


 まだ見ぬ素敵な方(強面ムキムキ)に期待が高まるアーリエアンナである。母の口から「強面ムキムキ」というワードは一度も出ていないが。


「貴方も子供の頃から知っている、ピンクアータ様よ」

「確かに、ピンクアータ様(宇宙人)のことは存じていますし、変わった方(バリバリの宇宙人)なので、リードル様のことも、噂のことも確かに、全く気にされないとは思いますけど?それが何か?」


ここでピンクアータ様(宇宙人)の名前が出てくる意味がわからず、疑問形で返事を返す、アーリエアンナに、母は困った顔をして、爆弾を落とした。


「昔の話だけれど。貴女とリードル様の婚約が結ばれた時、その知らせを受けたピンクアータ様が、かなり荒れられたらしくて。小さい頃のピンクアータ様は、貴女のことが大好きだったでしょう?なので、もしも、リードル様と破談になった時には、ピンクアータ様と婚約してもらえないだろうかと、アスターダ公爵様が。貴女をお嫁にもらうではなく、ピンクアータをこちらに寄越すから、考えてみて欲しいと仰っていて。カルードル様経由で、その申し入れをリードル様も聞いてしまって、結構揉めましたのよ?」


「えええっっっっっっっっ!」


 嫌ぁ〜〜〜〜〜〜〜!

 宇宙人の嫁、無理、絶対ヤダ!


 淑女の仮面が床に落ちて粉々に割れる程の衝撃です。なんて、怖い申し入れ!嫌だったけど、子供時代にリードル様との婚約が白紙にならなくてよかった!


 冒険はしたいけれど、宇宙(あちら側)には行きたくないのです!

 未知との遭遇は、ピンクアータ様(宇宙人)との出会い編だけで十分です。


 怖い怖い!リードル様(鬼畜)の3倍怖い!

 どうしよ、逃げる?


 って。子供の頃の話じゃない!

 んもう!お母様ったら、お茶目さん!驚かせないでくださいな。


 そんなことを考えていたのがわかったのか、母から更なる爆弾が投下された。


「ピンクアータ様は、小さい頃から変わったお子様だったけれど、大好きな貴女がリードル様に盗られてしまったと、貴女の婚約後に、奇行が激しくなってしまわれて。貴女が大好きで、貴女に憧れるあまり、彼の方の中で貴女っぽい、貴女みたいだと思える行動をされるようになってしまわれたの。貴女に成り替わりたいではなく、貴女になりたい、一体化したいという感じで。ドレスを着て、妹として貴女と一緒に暮らすだとか、同じ部屋で眠りたいだとか。危ない感じだったので、流石にアスターダ公爵様も、婚約の話は忘れて欲しいと言われて、貴女に接近させないようにしましょうということを決めましたの」


 あっぶな〜〜〜!

 宇宙人じゃなく、変態だったの?

 ワタシキケン、ダレカタスケテ!!


 怖くてブルブルしちゃってるアーリエアンナを置き去りにして、母の怖い話は続く。


「他家の子供も含め、子供時代の貴女達にそんな取り決めを知らせてしまうと、皆がピンクアータ様を避けてしまいそうでしょう?だから、ピンクアータ様が将来落ち着かれる可能性も考慮して、同世代の子供達には知らせない様にしました。このことは、王族を含めた王都の貴族の皆様もご存知のことです。ピンクアータ様の貴女への執着はずっっと続いていて、今でも接近は許していませんが、過去には何度か遭遇しているみたいですし、届くはずのない手紙が届いてますでしょう?おまけに先程の【アタラッシ】のジャム瓶に入れられたメッセージ。もし、貴女の婚約破棄のことを知られたら、どんな手を使ってでも、貴女にくっついて離れない様になるんじゃないかしら?」


 確かに【アタラッシ】のジャムのラベルに書いてありました。

「貴女のピンクアータより愛を込めて」と。


 痛くて怖いメッセージ(犯行声明)が、マジもんでしたのね?


 私、泣いて良いですか?

 もう、号泣したいです。


 チーム宇宙人(ピンクアータ担当)には、期待できないことはわかっています。


 素敵な方(強面ムキムキ)、ここにか弱いお姫様がいるので、助けに来てください!

 筋肉薄めでも、我慢します!なんなら、私のお小遣いもあげますから!


 ヘルプミーー〜〜!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ