第959話 フレグラィンズ事変
ウルラ「もう何に突っ込んでいいのやら…ですが…よくタマゴを見つけたモノですね…」
フレグラィンズ王グドンディ「そうだろう?そうだろう?すごそうな品物だからだな!!はっはっは!!」
カレン「…凄そうにみえる?姫様…」
シャリディア「うーんとね…まあ微妙かな…アタシの美的感覚だと…それに…レモン色の卵にライム色の卵だっけ…?」
カレン「そうですね姫様それがどうかしたので…?」
シャリディア「私の知る限りだと…そんな奇妙な色の卵を産む生物とかいる?」
カレン「いませんね…ですが他の異世界だとその常識が常識でないことがありえますからね…」
シャリディア「そうね…もう何があってもおかしくはないわ…」
すると…ゴガガガガゴゥッ!!!
フレグラィンズ王グドンディ「な…なんだ!?」
フレグラィンズ王妃フェルラ「何があったのです!!兵士長ランヘル!!」
するとフレグラィンズの兵士長のランヘルが駆けつけてきた…
兵士長ランヘル「まことに…まことに…大変な事態になりました!!」
フレグラィンズ王グドンディ「そんなのは…分かっておる!!事の端末を話せランヘル!!」
兵士長ランヘル「ええ…正体不明の軍勢がフレグラィンズ城下町を襲撃し…その結果フレグラィンズ城下町は…」
フレグラィンズ王妃フェルラ「どうなったのです!?」
兵士長ランヘル「壊滅しました!!住んでいた人々は跡形無く消え去り…まるで…最初からいなかったかのようです!!」
フレグラィンズ王グドンディ「な…なんだと!?あの美しいフレグラィンズ城下町がか!?恐ろしいな…でその城下町を襲った連中は…どうなったのだ!?」
兵士長ランヘル「情報によると…このフレグラィンズ王宮に向けて進軍しているの事です!!」
フレグラィンズ王グドンディ「なんだと!?至急兵士長ランヘルに次ぐ!フレグラィンズ兵達をまとめ上げ…奴らをこの王宮に入れるな!!」
フレグラィンズ王妃フェルラ「シャリディア…逃げなさい…」
シャリディア「お母様?!駄目です!!お母様!?」
フレグラィンズ王妃フェルラ「メイドのカレンと執事ウルラ…」
カレン&ウルラ「「はい王妃さま」」
フレグラィンズ王妃フェルラ「シャリディアの事頼みましたよ…」
カレン「フェルラ様…」
ウルラ「はいわかりましたシャリディアと…カレンを守り抜きます…」
カレン「…ちょっと?!ウルラぁ!?」
ウルラ「もちろん…守らせてくれるよな…?」
カレン「す…少しは…考えさせてくれてもいいわ…♡」
シャリディア「…本当にカレンはツンデレね」
ウルラ「だろ?シャリディア姫さまよ」
カレン「ちょっと…調子狂うじゃない…」
シャリディア「カレン…ウルラと絶対に幸せになってね♡絶対にだよ?」
カレン「…姫様…流石に…ウルラが私の事好きかどうかは…」
ウルラ「私はカレンの事…とても大好きだ…何より…その笑顔が微笑ましい…」
ウルラの言葉を聞いたカレンは赤面してしまう…
カレン「……バカ…」
フレグラィンズ王妃フェルラ「若いっていいわね…」
フレグラィンズ王グドンディ「…若くなくても…いい人はいいだろう?この私は出会った時のフェルラも…嫁いでくれて王妃になってくれたフェルラも美しく可愛いと思うがな…」
フレグラィンズ王妃フェルラ「貴方…♡」




