第858話 夢中羊戯
~クリム&ケイティサイド~
~巨人の都市西通り~
氷天妖玉魔クリム「…完全に……待ち伏せ………られてた…」
霙冬奈「そうよ…待っていたわ!!」
ホリダ「……本当に戦わないといけないんでしょうか…」
どうやら…ホリダは疑問に思っているようだ…
霙冬奈「…そうかもしれないわね…でもこの対面は意味があると思うの…」
水天妖玉魔ケイティ「…意味ですか…どんな意味なんですか?」
霙冬奈「つながりを生むかも知れないと言う…意味よ…」
氷天妖玉魔クリム「…そう…だったら…始めた方が……良さそう…トランス…能力…持ってるんでしょ…」
霙冬奈「…トランス能力…?あぁ…他の3人はそうだね…」
水天妖玉魔ケイティ「…他の三人は…そうだって……事ですか…?つまり…貴女はトランス能力をお持ちで…ない…?」
ケイティは疑問をぶつける…
霙冬奈「ええ…確かに私はトランス能力者では…ないわ…」
水天妖玉魔ケイティ「…じゃあ一体なんだっていうんですか…」
霙冬奈「それは戦いを通して…確認してみれば…?あと…ホリダ…下がって…」
ホリダ「…わかりました…」
水天妖玉魔ケイティ「…クリム……相手はかなりの実力者みたいね…」
氷天妖玉魔クリム「…本当に…そう?」
水天妖玉魔ケイティ「え…?」
氷天妖玉魔クリム「ただ…見るだけじゃ…分からない…」
霙冬奈「ふぅ~ん…やりがいが…ありそうね!!いくわよ!!夢中羊!!」
ギュィゥウウン…
すると…霙冬奈の後方に異空間が開いた!!
水天妖玉魔ケイティ「アレは…何?!異空間?!」
すると…
霙冬奈「さあ…どう…受け止める?!」
メェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェメェ!!!!!!!!!
ドダダダッ!!!
なんと…異空間から…無数の羊がクリムとケイティを襲う!!
氷天妖玉魔クリム「痛た…ZZZ」
水天妖玉魔ケイティ「ちょっとクリム?!って…私も…ZZZ」
なんと…クリムとケイティは眠ってしまった!!
霙冬奈「あら…簡単に眠っちゃった……」
水天妖玉魔ケイティ「…はっ…眠ってた?!」
霙冬奈「あ…起きちゃった……」
水天妖玉魔ケイティ「貴女の何かによって引き起こされた羊によって眠らせるなら…攻めればいいんです!!水妖魔法ウォーターアブソリュート!!」
ミステッィパーン!!!
霙冬奈「ウグッ…」
霙冬奈は倒れた!!
水天妖玉魔ケイティ「やりました!!」
霙冬奈「まだ…早いですよ…夢黄泉返り!!」
ユッメオッチ!!!
すると…霙冬奈は何事もなかったの様に…復活した!!
水天妖玉魔ケイティ「…?!なんで…やったのに…」
霙冬奈「いい顔…そうよ!!その絶望した表情が…見たかったの!!」
ケイティは…絶望する!!
氷天妖玉魔クリム「ふわぁぁあ……ただの……再生技……でしょ…」
水天妖玉魔ケイティ「え…?」
氷天妖玉魔クリム「復活するなら……その都度……撃破するだけ…」
霙冬奈「あちゃ…これはまずいかも…」
氷天妖玉魔クリム「今度は…私が…いくよ…氷妖魔法ブリザードインナックル!!!」
ヒョォオオダダンダンッダン!!!
霙冬奈「これは…きついかも…」
氷天妖玉魔クリム「…再生……させない…氷妖魔法フロストドライ……」
ヒョォオオドラゥィイイ……
霙冬奈が凍らせながら…乾燥していく…それはまるで…
フリーズドライだ!!そりゃそうだ…
霙冬奈「あぁ…降参ッ!!降参だよッ!!」
氷天妖玉魔クリム「…やった♪」
水天妖玉魔ケイティ「うわぁ……本当に勝っちゃったよ…で…霙さん…一体…何者なんですか…?」
霙冬奈「私…?夢中羊戯って能力を持ってるんだよ」
水天妖玉魔ケイティ「…何それ…」
霙冬奈「…貴方達に説明するなら…ファンタスティック能力だよ…知らないの?」
霙冬奈~ファンタスティック能力:夢中羊戯~




