第788話 VSヘルクネーPART1・真実と偽りの獄妃蜘蛛
~ルヴォン火山峠・頂上~
てん…てれれれれん…れれれん…れれれれれん…
タヌ助「来たぞ!!出てこい!!女蜘蛛!!」
アーク「そんな挑発で…ヘルクネーがでてくるのか…」
雷狼太「さあな…いくら魔物でも安い挑発にのらないだろ…」
と…まさにその時だったんだぜ…ドビュン!!
*「ハァー…ハァー…なんじゃあ!!このタヌキィ!!!」
エリカ「タヌ助の挑発に乗ってる…あれが…ヘルクネーなのね…以外ねぇ…ちょっと待って!!」
アーク「どうしたエリカ?!」
エリカ「アンタが…ヘルクネーでいいのよねぇ…」
*「無論そうだが…なんだ?」
エリカ「その手に持っている豚ちゃんを…放しなさいよ!!」
そのヘルクネーが手に持っている豚は…明らかに困っていた…
シャベットン「あんなぁ…蜘蛛の姉さんや…わしを…食うても…美味しゅうないで?」
ヘルクネー「それは…食べんとわからんじゃろう…?」
シャベットン「うわぁ…せやなぁ…」
ヘルクネー「だが…そのような豚を喰せば…腹を壊しそうじゃな…」
アーク「………本当に…敵なのか?」
ヘルクネー「敵であるから…お主らは…このルヴォン峠に来たのじゃろう…?」
アーク「なんか…妙に…引っかかるなぁ…本当に…エルフの王を襲ったのかよ…」
雷狼太「来るぞ!!」
ヘルクネー「真実は…お主らの手で…探るのじゃ!!ゆくぞ!!若き者たちよ!!」
逃げることのできぬ戦いへ…ヘルクネーの真意とは…
アーク&エリカ&雷狼太VSヘルクネー 開始!!
アーク「鑑定ものしり!!」
~ヘルクネーだよ…アラクネーの上位種で…人・虫系だよ…何かを隠しているような…風貌だね…まあ…それは…おいておいて…コイツの攻撃は多彩なんだとにかくね…例えば…ジャンプしてからの…衝撃波攻撃…や蜘蛛の糸をだして…偽のエルフ兵を生み出して…人海戦術を展開したり…果てには魔法を使っての攻撃もあるんだね…でも…試しているみたいだね…気のせいなのかな…?~
ヘルクネー「ゆくぞ!!こんなのは…どうじゃ?!」
するとヘルクネーはジャンプして着地を行い…その結果により…衝撃波が起こる!!
雷狼太「しょ…衝撃波か!!エリカ!アーク!!ジャンプして避けるぞ!!」
エリカ「ええ…言われなくても…そうするわよ!!」
アーク「くるぜ!!ジャンプだぜ!!」
ぴょぉ~ん!!
するとアーク達はジャンプをしてヘルクネーの衝撃波を華麗に躱した!!
ヘルクネー「躱すか…流石じゃぁ!!そうしてもらわんと…困るで…なァ!!」
アーク「困る…?どういうことだっつーの!!」
ヘルクネー「どういう事かって…?その真実はお主らで…探れ!!」
アーク「意味わかんねぇよ!!」
雷狼太「アーク…コイツに付き合うだけ…無駄だ…戦うしか…ねぇ!!紫電崩壊打!!」
ドゴ―ン!!
雷狼太「やったか!?んあんっ!?」
雷狼太がヘルクネーに紫電崩壊打を当てたが…
ヘルクネー「んん~…思った以上に…軽いのゥ…お主ちゃんと…食べているのか?」
雷狼太「おいおい…食べてるぞ…」
雷狼太はヘルクネーの驚異の耐久力に驚いていた…
エリカ「タフな事は…確かね!!」
アーク「それは…そうだろうけど…いくぜ…」
ヘルクネー「いつでも来るといいのじゃ!!」
アーク「じゃあ…お構いなく…麗剣都真斗斬!!」
トゥメィトーザン!!
ヘルクネー「少しは…やるようじゃな…」
以外にも…いや…案外ヘルクネーは強い!!※今更?!
ヘルクネー「さてと…次はこちらから…やらせてもらうぞ…ほんの…小手調べじゃ!!蜘蛛糸操作人形!!」
すると…ヘルクネーは糸を吹き出し…3体の強化仕様の偽エルフ兵を生み出した!!
偽エルフ兵A「ソドォ!!!」
偽エルフ兵B「カクトォ!!!」
偽エルフ兵C「ユミヤァ!!!」
アーク「なんか…強そうな…個体が…出てきたぜ…」
エリカ「強化モブ敵ね‥‥」
雷狼太「だが…倒せばいいだけの話だ…そうだろ?」
アーク「そりゃあ…そうだ…」
ヘルクネー「この偽エルフ兵…はな…剣術の使い手と格闘術の使い手と…弓術の使い手に特化した戦い方ができるのじゃよ…さて…お主らに…突破できるのかのぅ?」
アーク「突破してやるさ!!」
ヘルクネー「良い響きじゃのゥ…ここはひと手間加えて…知識授与!!」
ズーン!!ヘルクネーは偽エルフ兵3体に知識を贈与した!!