第771話 エルフの隠れ里の防衛戦PART1
エリカ「ねぇミセル防衛線には…どれぐらいの魔物が出てくるのかしら…?」
ミセル「今回の難易度の防衛戦なら…最低…1万2千体…最高…10京…ですね」
エリカ「さ…さいこう10京体!?仮にそんな数の魔物が来たら…戦りあえるの!?」
ワン「単体攻撃よりは…全体攻撃を使えば…数が多くても…どうにかなると思うんですワンが…」
ミセル「まあ実際の所…防衛戦の各フェーズでは…単体攻撃持ちよりも…全体攻撃持ちの方が有利なんですよ!!なぜなら…多くの敵を相手にでき…魔物のおびただしい群れの相手だって…不可能ではありませんもの!!」
エリカ「なるほどね…ならグレイスさん!!調合お願いします!!」
グレイス「OK!!分かったよ!!さあ覚悟しな!!小娘共!!エルフの隠れ里の防衛戦だよ!!」
~エルフの隠れ里の防衛戦・フェーズ1/出現モンスター→ミニスライム×30&スケルトン×40&ギガダンゴムシ×20!!~
ケイティ「報告します!!エルフの隠れ里北東方面から…ミニスライム30体!!南西方面から…スケルトン40体に加えて…ギガダンゴムシが20体!!調合の煙に誘われています!!」
エリカ「思った以上に…少ないわね…殲滅を行うなら…私に…エリアナ…そしてクリムね…ディーナ及びその他はサポートに徹して!!」
ディーナ「あっはい分かりました!!」
ワン「そ…その他…」
ナーさん「ここまでの…扱いを受けるなんて…屈辱ニャ…」
エリアナ「でもそれはしかるべき事実でござろう?殲滅力が足らないのでござるよ!!」
ディーナ「言い方…」
エリカ「まあ…良いとして…北東方面に現れたミニスライム×30体の相手をエリアナ頼むわよ!!クリム!!龍化して南西方面に来るスケルトン×40とギガダンゴムシ×20体の殲滅を頼むわ!!そして…ディーナお呼びその他2名のアニマルコンビ!!魔物用の…罠の制作を頼むわよ!!」
ワン「…罠でワンか?」
エリカ「ええ罠よ!!いくら…3名で戦おうにも…全方向から来た魔物には必ず…対処ができないわ…いくらなんでもね…そこで錬金術の才能のあるナーさんと戦場カメラマンのディーナに魔物用の罠を至急作成してもらうわよ!!」
ディーナ「拒否するとこはできるんですか?」
エリカ「拒否してどうすんのよ…」
ディーナ「ですよね!!」
エリカ「まあ…とりあえず…魔物が踏んで起動するスイッチ…それと連結する魔導錬金罠を頼むわよ!!」
ディーナ「分かりました!!任してください!!」
ナーさん「任せておくニャーそれに…」
エリカ「それに…?」
ナーさん「果報は寝て待つものニャー!!」
エリカ「…え?」
ケイティ「そんな事言っている間に魔物が向かってます!!」
エリカ「じゃ頼んだわよ!!」
するとエリカ達は分かれて殲滅に…」
~北東方面~
エリアナ「北東に着いたでござる!!」
ワン「サポートに徹するワン!!」
~司令塔部分~
エリカ「エリアナ!!ワン!!位置に着いたわね!!殲滅しちゃってね!!」
ケイティ「…エリカさん…そんなキャラでしたっけ…」
~南西方面~
万凍龍アイスクリム「エリカ…着いたよ…」
~司令塔部分~
エリカ「クリム!!頼んだわよ!!」
~北東方面~
どうやらミニスライム30体がやってきたようだ!!
エリアナ「どうやら…得物がエモノ側からやって来たようでござるねェ!!こんな時はテンションが上がるでござるよ!!トランスサボテン姫!!でござる!!」
エリアナの肌が肌色から薄い緑色に染まっていって頭にはサボテンの蕾と花が咲いているようだ…それに全身から2cmくらいの棘が生えてきたようだ…そして…戦闘意欲が以前より…高まる…
エリアナ「さぁーて…自由自在の技をお見舞いするでござる!!」
~司令塔部分~
ケイティ「あのーエリカさん…エリアナさん一人で…大丈夫なんでしょうか…?」
エリカ「全然大丈夫よ!!エリアナ一人で…殲滅できるからね!!」
ケイティ「何を…ですか…?」
エリカ「敵の軍隊」
ケイティ「敵の…エネミー軍隊…嘘ですよね…?」
エリカ「嘘じゃないけど…たぶんエリアナ一人で敵になったどこかの軍隊を軽く殲滅すると思うわよ?」
ケイティ「えぇ…」
~北東部分~
エリアナ「時間はかけないでござるよ!!良寛乱拳!!」
ザシュボボボボボボボボボッ!!!!
なんという事でしょう…ミニスライム30体の軍団があっという間に…殲滅されていくではないか!!
~司令塔部分~
ケイティ「あわわわ…そんなに…強すぎますよ…」
エリカ「まだ序の口よ?」
ケイティ「心身恐れ入りますね…」
~南西方面~
万凍龍アイスクリム「来た………みたい…魔物…の群……れ………合計60匹…けれど…無駄…なの……六黒凍隕石!!』
ヒョォォォォォォォオオオオオオオオオ!!!
黒い冷気を纏う六発の氷の隕石がスケルトンとギガダンゴムシの群れを消し飛ばした!!
万凍龍アイスクリム「一旦…終了……おつかれ……さま…」
~司令塔部分~
ケイティ「…!!!!クリムさん…龍化も使えて…あの威力…恐れ入りますね…」
エリカ「そうよ!!我らエルグラン騎士団の妹枠なんだから!!」
※クリムがエルグラン騎士団のメンバーの妹枠と認知しているのはエリカだけである
フェーズ1 完了