第750話 六十一忌宝の切捨御免
アーク「!?」
タヌ助「敵襲!!敵襲!!」
雷狼太「何者だ…アイツ…」
エリカ「どう考えても…敵でしょ!!」
タヌ助「おい!!そこのアンタ!!名を名乗れよ!!」
*「…そういうのなら…先にそっちが名乗るべきなのでは…?」
タヌ助「ああ…オイラは…」
*「私の名は…切捨御免…アビスジュエルの六十一忌宝を冠する者!!」
タヌ助「先に…名乗りやがったぁ―――!!!」
アーク「まじかよ…こんな…章の序盤に…アビスジュエル強襲だと!?」
グリゲイオス「ウオッ―――!!これは…すごい展開だぁ―――!!!あのアビスジュエルの幹部が強襲だ!!バスジャックしに来たのかァ―――!?」
雷狼太「とんでもねぇ…展開になってきた…」
切捨御免「拙者は…バスジャックしに来たのでは…無いのだが…」
アーク「マジかよ…?」
ディーナ「以外な…展開ですね…」
ジークェイド「でも…彼は強いね…エルフの直観がそう…告げる…」
雷狼太「じゃあ…お前は…この魔導エクスプレスになにしに来たってんだ?」
切捨御免「部外者に…言うとでも?」
雷狼太「そうだろうな…」
切捨御免「何しに来たかと言えば…この魔導エクスプレスの特殊な戦いの…グルメ・ビックバンに挑みに来たでござるよ!!」
アーク「…口が軽いな…」
タヌ助「それにしても…グルメ・ビックバンか…そうだな…」
エリカ「なにか…知っているの…?」
聖王丸「いや…エリカ…その口調なら…」
タヌ助「知らねぇ!!」
アーク「だと思ったよ!!」
タヌ助「けど…それは…プロジェクトだ!!」
雷狼太「何のだよ…」
タヌ助「スミーがかかわっていたプロジェクトなんだよ?」
ディーナ「あの…ドクタースミーが?」
タヌ助「そうなんだよ!!そのプロジェクトの…結果がグルメ・ビックバンなんだ!!」
雷狼太「まさかの…知らないかと思いきや…知っているとは…」
切捨御免「タヌキ…」
タヌ助「なんだよ…」
切捨御免「そのグルメ・ビックバンの詳細を教えてはくれぬか!?」
タヌ助「いいけどよ…」
するとタヌ助は周囲の人間にグルメ・ビックバンの詳細を語りだす…
それはドクタースミーが開発した機械グルメウェーブは空気で食べれるものを無限に生産できる存在…それは…グルメウェーブからなる…無限の食糧は食べた者の腹にたまり…下半身から…グルメな…ビックバンを引き起こす…それは甘美のウェーブからなる…ビックバンになのである…
アーク「……」
雷狼太「………」
切捨御免「グルメ・ビックバンとは…おならだったでござるかぁ!!」
タヌ助「なんだよ…ここまで来て…お前は…グルメ・ビックバンに挑まねぇのか?」
切捨御免「なぬ…!?」
タヌ助「挑まねぇのなら…アンタ…とんだ腰抜けだぜ?なぁ」
切捨御免「腰抜け!?拙者…そのような物ではない!!」
タヌ助「じゃあできるな…グルメ・ビックバン!!」
切捨御免「やろうではないか!!」
アーク「つーか…ルールあんのかよ?」
タヌ助「ルールか?…食べて食べて…食べまくれ!!おならが出りゃ…即敗北!!そんなルールだぞ」
アーク「ただの空気の大食いじゃねぇか!!グルメ・ビックバン!!」