第263話 抱月の湖
セタンツーセ「アークあんたの強さは十分に見せてもらったよ…それにアンタらエルグラン騎士団はこのイセカイワールドに眠るであろう火の宝玉を探しているんだろ?」
アーク「ああそうだが…今のところ手掛かりはないんだ…」
セタンツーセ「そうか…ならば貴殿たちは双子の塔に向かうべきだな…そこで何か分かるかもしれんぞ?」
セタンツーセが記したのは道しるべ…
エリカ「双子の塔?塔が二つあるっていうか…双子みたいな塔なの?」
セタンツーセ「あるめぇあるめぇ…ああそうだそうだ…昼の塔に夜の塔…その塔にはそれぞれ3人しか入れねぇ…まあ向かってみるのが特だろうなァ…」
アーク「分かった。ありがとうございましたセタンツーセさん!!では早速行ってくるぜ!!」
セタンツーセ「おうまた会える時を楽しみにしてるぜ……それじゃ俺は旅を続けるとするかな……」
セタンツーセはどこかへ放浪しに行った…
アーク「でその昼の塔と夜の塔は何処にあるんだ?」
雷狼太「まず昼の塔があるのが…エリアナ分かるか?」
エリアナ「まず昼の塔の場所でござるが…実をいうと…拙者も分からぬのでござる……」
アーク「そうなのか……まああてずっぽだな…」
ザーランド「仕方ないのう……とりあえず適当に進むしかないのぅ……そう言う訳でワシからも助言を与えよう…」
アーク「おお!!どんな助言なんだ?!」
ザーランド「この付近には何とも言えぬ湖があってな…ワシ的には…そこが怪しいと思うんじゃ!!」
アーク達はザーランド召喚長から助言を受けた…
アーク「怪しい湖か…じゃあ行ってくるぜ!!」
そしてアーク一行は進むと確かに湖があった…
~抱月の湖~
アーク「エリアナこの場所の名前は何て言うんだ?」
エリアナ「抱月の湖でござるよ…?」
タヌ助「抱月の湖なんだそれ?美味しいのか?!」
ザーランド「ここは水の都・水神町があった場所じゃ」
ライル「懐かしいなぁ~」
アーク「ってザー爺まだいたのか…」
ライル「僕もいますけど!!何か!!」
ザーランド「確か……この辺りには伝説の龍が住んでいたはずじゃがのう」
雷狼太「伝説の龍だと?」
ザーランド「フォッフォワシも詳しくは知らんがのう…」
タヌ助「なんだよその話…」
一行は盛大にズッコケった…
アーク「でザー爺」
ザーランド「なんじゃ?アークよ…」
アーク「ここになんかのドラゴンがいるかもしれないんだよな?」
ザーランド「まあそうじゃドラゴンと言うよりは龍じゃがの…」
アーク「めんどいから見過ごしていくか…」
するとザーランドは……
ザーランド「ほっ…お時間じゃ!!わしゃかえるぞい!!ライルいくぞい!!」
ライル「ザーランドさん…まってくださいよぉ~!!」
ザーランドはライル達を引き連れて戻っていった…王都カリキウムへ…
アーク「よし進むか…」
アーク達が進んだ先は…断崖の絶壁に掛かる橋の地帯だった…




