第168話 ドクター・スミー
タヌ助「どうやって…呼ぶかって…?この銀色の鈴を鳴らすんだぞ!!」
雷狼太「見たことのねぇ…鈴だな…」
アーク「値打ちモノかも……」
タヌ助「値打ちもんじゃねぇよ…じゃあ鳴らすぞ!!」
チリィンチリィン
タヌ助が銀色の鈴を鳴らすと…
ギュビシュィン…
次元が歪んでドクター・スミ―がやって来た!!
アーク「うおっ!!!」
雷狼太「まじか…確かに…能力…なんの…能力だ?魔法か…?」
スミ―「ホッホッホ!!お呼びかのぉ?タヌ助おぼっちゃま?」
タヌ助「って…誰がタヌ助おぼっちゃまだ!!オイラそんなに…偉くねぇし…普通におぼっちゃま付けなくていいの!!」
スミ―「ほっほ……すまんのぅ……で何用かな?」
タヌ助「そうなんだよ…スミー!!オイラ達はこの先に向かいたいんだけど……崩落してしまっているから…この場所に橋を架けて再生させてほしいんだ!!」
スミ―「ふむ……なるほどのぅ…任しときなさい」
アーク「まじか…」
ディーナ「ラッキーですね!!」
スミー「銀の分子よ…木の分子よ…鋼の分子よ…組み合わさり…その道を開け!!」
ピロピロピロッ!!!
ドクター・スミ―は錬金術を使って銀製の橋をビルドした。
エリカ「すごい!!さすが…錬金術!!立派な橋ができたわ!!」
雷狼太「信じられん光景だった…分子を使うとは…科学の要素も…あるじゃねぇか…」
アーク「…なんか…錬金術士ってビルダーでもあるんだな…」
ディーナ「ありがとうございます!!スミーさん!!これでこの島の基地に戻れます!!」
スミ―「いいんじゃよ…また何かあったら呼ぶがいいぞ」
ギュビシュィン…
ドクター・スミ―は元いた世界に戻っていった…
雷狼太「移動に関しては…錬金術関係なさそうだな…」
エリカ「ええ…そうね…」
アーク「まあ…何かしらの…能力はもってそうだな…」
タヌ助「なぁ!!立派な橋もできたから…そのまま白銀神殿の門に向かおうぜ!!」
雷狼太「そうだな……」
~白銀神殿の門~
アーク「試練で貰った3つのカケラを門にハメてっと…」
ギコッガシャンドクッン!!!
すると……道が浮かんでくる!!!
タヌ助「門に3つのカケラをハメたら白銀神殿に向かう道が浮かんできたぞ!!すげぇ!!科学の力ってスッゲー!!」
エリカ「…(科学関係あるかしら…?)」
アーク「よし……行くか」
雷狼太「そうだな……それしかないだろう…」
ディーナ「はい!!そうですね!!」
エリカ「行くわよ!!みんな!!」
タヌ助「待ってくれよ……オイラを忘れないでくれ!!」
タヌ助は置いて行かれそうになったので…慌てて追いかけてきた