第1109話 女王ラミエ
~黒照聖城跡・内郭~
アーク「ここが…黒照聖城の中か…」
アベル「ああそうだ中だ…意外にも損傷が少なく…無事だったそうだ…」
ラクト「へぇ…そうなんですか…」
アベル「ああ…」
アーク「もしかしてよ…アベルお前この異世界の出身か…?」
アベル「あ?普通に違うが…」
アーク「なんかわりぃな…」
すると…イユノ召喚長が現れた!!
イユノ「ご無沙汰ですね…」
アーク「おおっゼット召喚院の召喚長であるイユノさんか…」
イユノ「エニメルにもいたんですけどね…」
アーク「知ってるよ」
イユノ「ご存じでしたか…」
アーク「ああそうだな…」
イユノ「是非会いたいそうですよ女王さんが」
アーク「ラミエ女王さんが…?まあ会うしかないよな…ここまでくれば…」
すると…コツン…コツン…
ラクト「あの人は…」
アベル「来ましたか女王ラミエ」
*「来ましたわね…新たなる地に導かれし者達よ…私はこの黒照聖城の主であるラミエといいます…」
アーク「ああ俺はアーク・レインスターだ宜しくな!!」
ラクト「僕はアークの弟のラクト・レインスターです兄ともども宜しくお願いいたします」
ラミエ「なるほど…龍の遺伝子持ちか…」
アーク「アンタ何か知っているのか?!」
ラミエ「いや…知らないが…特殊な例を色々と知っている…」
アーク「特殊な例だって…?」
ラミエ「ええそうですたとえば貴方達は龍の遺伝子を持っていて…まあ特殊な血脈ですね」
アーク「まあそれはそうなんだけど…他には?」
ラミエ「そうですね…例えば神々の血脈を継ぐ者…幻獣の血脈を継ぐ者…悪魔の血脈を継ぐ者などいろいろいます…」
アーク「へぇ…神々の血脈に幻獣の血脈……それに悪魔の血脈か…」
ラミエ「ええそうです世界は広いんです」
ラクト「そういや…なんで厄災の魔女に襲われたんですか…?」
ラミエ「ゲヘナか…」
アーク「ん…?」
ラミエ「アイツは何処からともなくやってきて…北の方角にある暗黒鬼ヶ島を占領し…支配下に置いた…」
アーク「なるほど…厄災の魔女ゲヘナの本拠地は暗黒鬼ヶ島か…ん…?島だって」
ラミエ「そうだこの異世界ワフウノクニは島国でな…この中央の島である黒照聖島を筆頭に9つの島があるんです」
アーク「ほー九つの島か…興味がそそられるな!!」
ラミエ「興味があるな?」
アーク「ああもちろんだぜ!!」
ラミエ「では…異世界ワフウノクニの島々を説明しますね!!まず北西の方角にある島が雷鳴鳴り響く島の雷電の島でようは雷属性の島です」
ラクト「雷属性の島ですか…」
アーク「面白い構成をしているんだな…」
ラミエ「北の方角にあるのが…先ほど話した暗黒鬼ヶ島で…闇属性の島です」
アーク「闇属性の島か…ん…?もしかして闇の宝玉がそこにあるのか…?」
ラクト「つまり神殿ですね…」
ラミエ「神殿と言うと…記録には暗黒鬼ヶ島の奥地にあるそうですよ。」
アーク「マジか」
ラミエ「ですが今現在は厄災の魔女ゲヘナの手によって…支配下に置かれています…」
ラクト「だね…」