第1094話 エニメルピラミッドと黄金のカギ
アーク「廃工場デモレンム…?まさかその井戸か…」
雷狼太「そうだなピラミッドのカギかもしれぬな…」
アーク「確信は持てるのか?」
雷狼太「無いに決まっているだろう…賭けだ賭け」
アーク「じゃあその雷狼太の賭けに乗るか…」
タヌ助「そうだな…」
クリム「…じゃあ龍化してもいい…?」
アーク「ああお願いするぜクリム」
クリム「…わかった…龍化!!」
グググッ!!!クリムは水色の和風のドラゴンに変身した!!
万凍龍アイスクリム「変身…完了…」
ラクト「では龍化します!!」
グググッ!!!ラクトは萌黄色の和風のドラゴンに変身した!!
アーク「へぇ…ラクトのドラゴライズ形態は萌黄色か…で何て呼べばいいんだ?」
龍ラクト「そうですねぇ…樹氷龍ラクトアイスとお呼んでください兄さま」
アーク「なるほど…樹氷龍ラクトアイスか…いい名称だな…」
樹氷龍ラクトアイス「ほめてくださり光栄です…」
アーク「そこまで畏まらなくてもいいんだぜ?」
樹氷龍ラクトアイス「そうですね…」
すると万凍龍アイスクリムと樹氷龍ラクトアイスはアーク達を乗せて廃工場デモレンムに向けて飛行する…
そしておよそ12分後…
~廃工場デモレンム・外郭~
アーク達は廃工場デモレンムに降り立った…
アーク「よし…着いたな…クリムとラクトは龍化を解除していいぜ!!」
すると万凍龍アイスクリムと樹氷龍ラクトアイスは龍化を解除した…
エリカ「やっぱり…井戸に飛び込むのよね…?」
タヌ助「そりゃそうだろ…」
ニルヴァ「ちょっとまって…井戸に飛び込むってどういうこと?説明しなさい」
オーレリア「なんかなぁ…本当にあるんか?井戸の中に…」
雷狼太「あるぞ…それに…オーレリア以前のメンバーは全員確認してるしな…」
ジークェイド「だね…そこは真っ暗だしね…」
アーク「そうだったな…光源を確保しないと…」
グリドォル「それにしても…驚きました…エニメルにこのような場所があるなんて…」
ルクセン「ああそうだな…ドワーフのワシにとっても奇妙な光景だ…」
雷兎菜「なんか…雷狼太達はこのような場所を冒険してきたんだね…」
雷狼太「ああそうだ姉さん…」
アーク「さてと…今から井戸の底に降りるが準備はいいか?」
エリカ「ええ大丈夫よ…」
ディーナ「ですね前みたいにお願いしますね!!」
アーク「分かった!!愛姫麗剣・麗魔導杖モード!!」
するとアークの持つ愛姫麗剣が麗魔導杖に変化した!!
アーク「次は…麗杖式・重力魔法・マイナスグラビティ!!」
ブドゥウウウン…
周囲の重力がかなり弱くなった!!
ナーさん「これで重力が弱くなったから井戸の中に飛び込めるニャー」
グリドォル「そんなことが可能なんですね…」
雷狼太「ああこれがうちのリーダーの妙技だ…」
アーク「妙技扱いかよ…」
こうして重力を弱めたアーク一行+グリドォル市長はエニメルピラミッドに降り立つ…
~エニメルピラミッド・周辺地域~
アーク「やっぱり真っ暗だな…」
エリカ「そうね…でみんな無事かしら…?」
すると声がたくさん響く…大丈夫と…
雷狼太「大丈夫そうだな…アーク頼むぞ…」
アーク「ああそうだな…麗杖式・光魔法・ライトブライトフラッシュ!!!」
ピィッカカカカカーン!!
あたり一面が明るく照らされた!!!
アーク「やっぱり異物感すげぇな…」
オーレリア「は…話には聞いていたけどな…こんなのとはそうぞうしてんないんやぁ!!!」
ニルヴァ「興味しか…わかないわね…」
ルクセン「フハハ!!!このような歴史的遺構があったのか…!!」
雷兎菜「壮大ですね…」
ラクト「驚きが…すごいです…」
グリドォル「話には聞いてはいたが…とんでもないな……」
エリカ「なんか…前にもこんなことあったわね…」
アーク「だな…グリドォルさんあれがエニメルピラミッドのカギ穴だ使ってみてくれ…黄金のカギを…」
グリドォル「…わかりましたそうしましょう…」
するとグリドォルはエニメルピラミッドのカギ穴に持っている鍵を差し込む…
タヌ助「入った…!!」
雷狼太「回せるか試してみてくれ…」
グリドォル「そうですね…」
ギィイイイ…
鍵穴が回っている…
アーク「よし!!ビンゴだ!!」
ゴゴッゴゴゴゴッゴゴゴ…
雷狼太「エニメルピラミッドが開くぞ!!」
バァン!!
アーク「真っ暗だ…これがエニメルピラミッドの中に続くのか…」
エリカ「進むに決まっているでしょう?」
アーク「ああだな進むぜ!!」




