第1092話 三つ巴の強襲
するとそこへ騒動を聞きつけた中央都市エニメルの市長であるグリドォルが駆けつけた…
グリドォル「な…どうなっているんですかって…九尾の狐?!」
アーク「あ…」
グリドォル「神聖な幻獣である九尾の狐が…どうして…エニメルコロシアムに…?!」
九尾の狐「えっと…グリドォルはんやな…わしは九尾の狐や~よろしくな~で…そこで燃え尽きているのがラジールって言う悪い花?やで~」
グリドォル「…激戦でしたか…」
アーク「ああエリカが撃退したけどな…」
九尾エリカ(炎)「そっ…そうよこの私が倒したのよっ」
グリドォル「貴女は…そうか…九尾の狐の力を継ぐ者ですねエリカさん貴女が…」
アーク「って事はアンタ最初から…知っていたんだな…」
グリドォル「いえ…まさか最初から分かるなんて…ほほっ…無理にも程がありますよ…」
ガガガガッ…
九尾エリカ(炎)「なんなのっ?!」
すると現れたのは洗脳仮面を付けさせられたディルナとラクトの二人だった…
ディルナ「んぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺ!!!!!!!!!」
ラクト「んぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴ!!!!!!!!」
アーク「…は!?ラジールが倒されたから洗脳が解けるはずじゃ…なかったのか?!」
雷狼太「いや…仮面自体に洗脳効果があるって事だ…つまり…」
タヌ助「ラジールを討伐しようが…仮面を壊さないと洗脳が解けないって事かよっ!!」
九尾エリカ(炎)「あのねぇ…アンタ達そんな事分かるでしょ…はぁ…はぁ…」
シュィン…
エリカのアドレナリンが切れて変身状態が解けたようだ……
エリカ「アドレナリンが切れたらこの状態終わるの!?それにすっごい倦怠感…」
アーク「疲れる変身って言ったところか…」
タヌ助「だけどヤベーぞ!!ディルナとラクトが戦闘態勢だ!!」
アーク「どうする…!?」
すると…上空から現れたのは…
*「フム……白き火焔にて終幕か…」
タヌ助「なぁ…なんかさ上空の方で声がしないか…?」
アーク「上空…?」
するとアークは上空を見上げた…するとっ!!
アーク「あれは魔天死グリムリーパー!!」
グリムリーパー「…勇者の一味か…昏睡したはずでは…」
アーク「残念だったな起きたぜ起床したぜ!!」
グリムリーパー「なるほど…だが…今は貴様たちには興味は無い…狙いは燃え尽きた花だ…」
雷狼太「魔天死の狙いはラジールって事か!?」
グリムリーパー「そうか…その白き燃え尽きた花はラジールというのか…」
アーク「どうするつもりだ…」
するとグリムリーパーは燃え尽きたラジールを浮かしてから…
ゴクンっ!!
丸吞みにした!!
アーク「はい!?」
グリムリーパー「ぐぐぐ…ふはは…素晴らしい…刻だ…力が湧くようだ…」
雷狼太「ま…丸吞みしやがった…」
グリムリーパー「さて…ここで息の根を止めてやってもいいが…お前らの力も我々に寄越して隷属しろ…」
アーク「断固として断る!!」
グリムリーパー「そうか…それでいい…強くなって…それで寄越せばいい…」
すると魔天死グリムリーパーは消えた…
アーク「なんとかなった…」
ディルナ「んぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺぺ!!!!!!!!!」
ラクト「んぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴぴ!!!!!!!!」
タヌ助「うるせぇ!!」
シュッ…シャン!!シャン!!
タヌ助はディルナとラクトの洗脳仮面に蹴りを入れた!!
すると洗脳仮面が割れたのだ!!